松山英樹 栄光のグリーンジャケット奪回へ カギは「アーメンコーナー」攻略 「もう一回戻れるように」
2024年04月12日 02:30
ゴルフ
風の読みが難解で流れるレイズクリークがミスショットを吸い込む。過去12度出場の松山の3ホール(計パー12)平均スコアは「11・70」。その中で10台だった年が過去に2度ある。5位に入った15年が「10・00」、そして優勝した21年も「10・75」。計2度のトップ5入りは、中盤の要所攻略から流れをつくった形だった。
開幕前に唯一インを回ったこの日、11番で右林の先のラフから200ヤード以上の第2打をピン左奥4メートル、続く12番では第1打をピン左3メートルにつけた。13番パー5ではクリーク手前に刻んだ第3打を“OK”に寄せ、全3ホールでチャンスメーク。期待を抱かずにはいられない、そんな「アーメンコーナー」の予行演習だった。2日連続で一緒に回った久常も「松山さんの凄さを肌で感じた」と感嘆。ラウンド後はタイガー・ウッズ(米国)と並んで練習場で打ち込み、調整を終えた。
「21年に優勝できたのは凄くうれしかったし、もう一回その場所に戻れるように頑張りたい」と語った松山。直近4戦は優勝を含めて全てトップ15入りで、米ツアー公式サイトの優勝予想でも4位に推されている。3年ぶり2度目の頂点を目指し、13回目のマスターズに挑む。
▽アーメンコーナー オーガスタ・ナショナルGCの11番から13番までを指す。クラブハウスから最も離れた位置にあり風を読むのが難しく、ここでのプレーが勝敗を左右することが多い。1958年にアーノルド・パーマーが12番でボールの処置を巡って一悶着(ひともんちゃく)があった後に13番でイーグルを奪って優勝した際、米誌記者が名付けた。“神に祈らずにはいられない”難所という意味からこの呼び名が定着した。
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