戦い続けた曙さん 土俵やリングで数々の名勝負 紅白超えた視聴率43%!伝説の大一番も

2024年04月12日 04:30

相撲

戦い続けた曙さん 土俵やリングで数々の名勝負 紅白超えた視聴率43%!伝説の大一番も
03年、K-1・Dynamite!!でボブ・サップ(右)と対戦する曙太郎 Photo By スポニチ
 大相撲で史上初の外国出身横綱となり、格闘家としても活動した元横綱・曙の曙太郎(あけぼの・たろう、旧名チャド・ローウェン)さんが4月上旬に心不全のため東京都内の病院で死去した。54歳だった。
 現役時代に繰り広げてきた数々の名勝負を振り返ってみる。

【土俵での名勝負】
 ★ライバルと初対戦(88年夏場所6日目) デビュー場所で貴花田と初対戦し、一気の押し出しで勝利。引退時の会見で、思い出の一番に挙げた。
 ★横綱昇進決定(93年初場所千秋楽) 連覇が懸かった一番で関脇・貴花田を一気に押し出し。場所後に曙は横綱に、貴花田は大関にそれぞれ昇進。
 ★優勝決定巴戦で若貴連破(93年名古屋場所千秋楽) 初の兄弟対決実現に期待が懸かる中、関脇・若ノ花と大関・貴ノ花を連続で退けて4度目の優勝。
 ★二子山勢3連破(94年春場所千秋楽) 本割で大関・貴ノ花を、優勝決定巴戦で大関・貴ノ浪、平幕・貴闘力を連続で下して7度目の優勝。
 ★最後の優勝(00年九州場所千秋楽) 武蔵丸を寄り切って11度目の優勝を決める。これが現役最後の一番に。

【リングの名勝負】
 ☆「K―1 Dynamite!!」(03年12月31日 ナゴヤドーム) 格闘技デビュー戦。「野獣」ボブ・サップと夢の対戦に臨んだが1R2分58秒、サップの右フックを浴びてリング上で大の字に。失神KO負けも瞬間最高視聴率は関東地区で43.0%を記録、NHK紅白歌合戦を超えた。
 ☆WRESTLE―1(05年8月4日 東京・両国体育館) 日本での本格デビューは武藤敬司の化身、グレート・ムタとの対戦。プロレス経験が乏しいなかで難敵に必死に食い下がるが、最後はムーンサルトプレスを浴びて敗れる。

この記事のフォト

おすすめテーマ

2024年04月12日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム