広島 6投手の継投で逃げ切り勝ち

2009年04月15日 21:04

野球

 【広3―2横】広島が放った安打はわずかに3本だった。「少ない安打で勝ちにつながるいい試合だった」とブラウン監督。数少ない好機をしっかりと得点に結び付けただけではない。指揮官は自らの采配も的中し、ご機嫌だった。
 試合を決めたのは今季初先発出場の喜田だった。2―2の6回2死一塁で、右中間を破る適時二塁打。「僕みたいなものはチャンスが少ないですから、気持ちで打った。一発で仕留められて良かった」。お立ち台で興奮気味に喜んだヒーローを、ブラウン監督も「素晴らしい安打だった」とたたえた。

 喜田が指揮官の起用に見事に応えて勝利を呼び込んだ一方で、そつのない攻撃も光った。失策で1点を先制した3回は、エンドランを成功させるなど足で揺さぶった。1―2の5回無死二塁では天谷が二ゴロ。しっかりと走者を進め、赤松の同点犠飛につなげた。

 マツダスタジアムで5試合目となるが、まだ広島に本塁打は出ていない。この日のような細かい野球こそが、チームが目指す戦い方になりそうだ。

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