相思相愛!城島CS終了後阪神と直接交渉

2009年10月23日 06:00

野球

相思相愛!城島CS終了後阪神と直接交渉
CS終了後にも阪神と交渉を行う予定の城島健司
 マリナーズを退団した城島健司捕手(33)が21日(日本時間22日)、電話会見に応じ、日本の移籍球団の条件に熱意と出場機会を挙げた。すでに獲得に乗り出すことを正式表明している阪神は城島の代理人と接触。CS終了後にも交渉を行う予定だ。城島も交渉に同席することを希望。早期決着も示唆しており「阪神・城島」誕生は間近となった。
 城島の心はすでに固まっているようだった。マ軍退団後初めての会見。「日本人初めての捕手という未知の選手を獲ってくれたマリナーズに心から感謝します。ただ、まだまだ自分はできるという時期に日本に帰らなければいけないと思っていた」とした上で、移籍先への思いを語った。
 「一番はプレーする時間と、どれだけ自分を必要としてくれるか。ゲームに飢えている自分が一番大暴れさせてもらえる球団しか考えてない」
 熱意と出場機会。その条件を満たす球団は阪神しかない。阪神は12月に41歳となる矢野が、今季は故障の連続で出場は30試合止まり。それだけに城島には正捕手でフル出場の期待がかかる。また、マ軍退団を発表した20日に坂井オーナーが獲得表明を行った。マ軍入りを決断した理由も「一番に動いてくれたから」という城島だけに、阪神の誠意は十分感じている。
 一方、古巣のソフトバンクは王会長が獲得を希望しているが、急成長を遂げた田上がいる。城島も「自分の希望であっても、こればかりはどうしようもない。僕は野球界を十分分かっていますから」とチーム事情を察して多くを語らなかった。
 「甲子園という球場も高校の時は全く縁がなかった。プロでも数えるほどしか試合をしたことがない。印象は正直、分かないですが、何より熱狂的なファンがいることだけは分かる」と城島。阪神との交渉はCS終了後にも行われ「直接聞くのが一番手っ取り早い。長引かせるつもりはない」と自らも交渉に同席する予定だ。「阪神・城島」誕生の瞬間は刻一刻と近づいている。

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