荒れ荒れ7四死球もオビスポCS1勝

2009年10月23日 06:00

野球

荒れ荒れ7四死球もオビスポCS1勝
<巨・中>2回2死一・二塁、森野の打球を谷が好捕しガッツポーズする
 【巨人6―4中日】本能のままに腕を振った。荒れ球が持ち味のオビスポが7四死球を与えながら、6回途中3安打2失点と粘り、育成枠出身投手として“歴史的”なポストシーズン史上初勝利を挙げた。「見ての通り制球が定まらなかったけど、何とか持ちこたえられた。シーズンとは違う空気を感じたけど、試合はつくれたと思う」。安どの笑みを見せた。
 出はなをくじかれても心は折れなかった。初回、先頭の井端に二塁打を浴び、森野には2ランを被弾。その後も2回まで4四死球。3回、ブランコへの4球目が頭部付近を通過し一触即発のムードが漂ったが、その直後に147キロの直球を振らせて空振り三振。5回には学習能力の高さを披露した。8日の練習中、原監督から握りを教わったばかりの縦に落ちるスライダーで、ブランコを連続三振。習得からたった2週間で、リーグ2冠王を仕留める決め球に磨き上げ「監督からは“自信を持て”と言われた。いつ代えられてもおかしくない状況で使ってもらって感謝している」と頭を下げた。ドキドキハラハラのオビスポ劇場。日本シリーズでの続編が待っているはずだ。

 <1カ月ぶり登板クルーン締めた>リーグ優勝を決めた9月23日の中日戦(東京ドーム)以来の登板となったクルーンが、8回2死から救援しセーブを挙げた。一発が出れば同点の場面でマウンドに上がり、立浪を一ゴロに仕留めた。9回も1安打は許したが最後はブランコを空振り三振に斬った。「間隔が空いて普通ではなかったけど、しっかり仕事ができた」と振り返った。

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