代打の脇谷「思い切りのいいプレー」で逆転殊勲打!

2009年10月23日 21:59

野球

代打の脇谷「思い切りのいいプレー」で逆転殊勲打!
8回、代打脇谷の2点二塁打で逆転の生還をし、ガッツポーズする巨人の一走亀井
 【巨人5-4中日】巨人の日本シリーズ進出を大きく引き寄せる脇谷の打球が右翼手の頭上を越えると、東京ドームの盛り上がりは最高潮に達した。「何も考えず無心で打った。気持ち良かった」。ヒーローインタビューで脇谷が言うと、スタンドからは再び大歓声がわき上がった。
 制球に苦しむ浅尾をつかまえた。2―4の8回、1点を返してなお2死一、三塁。代打の脇谷は初球、内角低めの直球を強振し、逆転の2点二塁打とした。CSでは守備力が高い古城に二塁の先発を譲るが、好機で持ち味の積極性を発揮。「自分の中でくすぶっているものがあった。その気持ちをぶつけていった」。存在感を示し、充実感がにじんだ。

 9月以降は5戦5勝と好調だった高橋尚が一回に2点を失った。同点とした直後の7回には、越智が制球難でピンチを招き、山口が適時打を許す。自慢の中継ぎ陣で2点を勝ち越された。それでも、ピンチをしのぐ場面もあった投手陣に、原監督は「我慢して我慢して4点で抑えた。その中で逆転できたのが大きい」とうなずいた。

 勢いに乗る逆転勝利。投手陣をカバーした打線のしぶとさに加え、控え選手の厚みも感じさせた。リーグ覇者が2年連続の日本シリーズに王手をかけた。

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