明豊、打線好調10安打も13残塁が響いた 夏こそ日本一へ今大会打率5割の黒木「まだまだ全然足りない」

2021年04月02日 05:30

野球

明豊、打線好調10安打も13残塁が響いた 夏こそ日本一へ今大会打率5割の黒木「まだまだ全然足りない」
<東海大相模・明豊>初回2死三塁、明豊・黒木が左前に先制適時打を放つ(撮影・成瀬 徹) Photo By スポニチ
 【第93回選抜高校野球大会最終日 決勝   明豊2―3東海大相模 ( 2021年4月1日    甲子園 )】 初の決勝進出でも明豊ナインは初回から全開だった。2死三塁で4番の黒木日向が左前に先制の適時打を放った。「石田(隼都)投手が出る前に前半に点が欲しかった。先制したい気持ちが出ました」と話した。
 1―1の4回には準々決勝のフェンス激突キャッチなど好守備で盛り立ててきた2番の阿南心雄(しゆう)の左犠飛で加点した。「最低限だった。狙っていた結果が出たのでうれしいです」と振り返った。

 打者陣は毎日、朝と練習後にティー打撃500本をこなして甲子園に乗り込んだ。幸修也主将は「一球一球強く振ること。切磋琢磨(せっさたくま)してやった。そういうのが結果につながっている」と話す。今大会では2回戦でプロ注目の小園健太を擁する市和歌山、準決勝では同じくプロ注目の畔柳亨丞を擁する中京大中京に競り勝つなど、一戦ごとに力をつけた。

 決勝では三者凡退は7回だけ。10安打を放ち塁上をにぎわせたが、あと一本が出ず13残塁を喫した。今大会の打率・500の黒木は「まだまだ全然足りないところがある。そこをしっかり夏までになくして、もっといい打撃ができるようにしたい」と誓った。夏は日本一。甲子園へ帰るため鍛錬を積む。

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