雪辱に燃えるオリックス 高卒3年目・紅林が「成し遂げたい目標」指揮官へ最高の恩返しを

2022年10月20日 07:45

野球

雪辱に燃えるオリックス 高卒3年目・紅林が「成し遂げたい目標」指揮官へ最高の恩返しを
日本シリーズでオリックスのキーマンになりそうな紅林 Photo By スポニチ
 10月22日に開幕する日本シリーズ。オリックスは昨季の雪辱に燃える。キーマンになりそうな存在が、高卒3年目の紅林弘太郎内野手(20)だ。
 「CSを勝ち抜くことができて、うれしいです。あまり貢献できなかったので日本シリーズで頑張ります。(去年は)ノッていました。ノリノリでした」

 高卒2年目の昨季は、球団初の10代での開幕遊撃をつかみ、136試合に出場。打率・228、10本塁打、48打点。同じく10代では球団史上初の2桁本塁打を記録した。今季も正遊撃手として130試合に出場し、打率・224、6本塁打、38打点ながら、右方向への打撃や安定した守備など献身的な姿勢で、チームのリーグ連覇に貢献してきた。昨季初めて経験した頂上決戦では、打率・318と躍動しており、打棒再現に期待が懸かる。

 「去年は初めてだったので緊張していました。2回目ですし、慣れたわけではないですけど、チャレンジャー精神を忘れず、いつも通り、やっていきたい。上位につなぐことが仕事だと思っているので、見て見て、ではなく、しっかり振っていく。攻めて、攻めて。守備でも、そういう意識でいきたいです」

 小2の時に青島ホークスで野球を始め、駿河総合では1年春からベンチ入りし同夏に正遊撃手。甲子園出場はないが、高校通算40本塁打の大型遊撃手。19年ドラフト2位で入団。当時体重84キロだったが1年で11キロ増の95キロと変貌。1日4食、鶏肉を中心に摂取し肉体改造。次代を担う存在として同期の宮城とともに期待される中嶋チルドレンの筆頭格だ。

 「ダメだったら短期決戦はすぐに代えられてしまう。全員が悔しい思いをしたので、どんな形でもいいので、勝って、今度こそ日本一を取りたいです。去年は中嶋監督を胴上げできなかったので、成し遂げたい目標です」

 96年以来となる日本一へ――。普段から気にかけてくれる指揮官への、最高の恩返しをする。(記者コラム・湯澤 涼)

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