【ドラフト会議】ヤクルトが知内・坂本拓己を4位指名 奥尻島出身 佐藤義則氏以来46年ぶりプロ誕生へ

2022年10月20日 18:33

野球

【ドラフト会議】ヤクルトが知内・坂本拓己を4位指名 奥尻島出身 佐藤義則氏以来46年ぶりプロ誕生へ
知内・坂本拓己 Photo By スポニチ
 プロ野球ドラフト会議が20日、都内のホテルで行われ、知内(北海道)の147キロ左腕・坂本拓己投手(18)がヤクルトに4位指名された。奥尻島出身で、プロ通算165勝を挙げた佐藤義則氏に続き、同島から46年ぶり2人目のプロ野球選手が誕生した。
 高校入学時は最速117キロで制球も定まらなかった。バランスの良い走り方など基礎の基礎から見つめなおし、2年夏には141キロをマーク。今夏南北海道大会準々決勝の札幌日大戦で13三振を奪って1失点完投するなど成長を遂げて一躍プロからの注目を集めた。

 奥尻島出身選手では、1976年ドラフトで阪急から1位指名された佐藤義則(当時日大)以来46年ぶりの指名。子供の頃、野球教室で島を訪れた佐藤氏を目の当たりにし、奥尻中時代には「佐藤義則展示室」でユニホームや写真を見るなど常に憧れの存在。現役時代の動画を見て、参考にすることもある。「投手として上まで行った方。凄く尊敬している。自分も佐藤義則さんのように、年を重ねてもノーヒットノーランをしたり、長く野球を続けたい」と決意を語っており、ついにレジェンドと同じ舞台に立った。

 ◇坂本 拓己(さかもと・たくみ)2004(平16)7月6日生まれ、奥尻町出身の18歳。奥尻青苗小1年の時、青苗スカイバードで野球を始めた。奥尻中では軟式野球部に所属。高校では1年秋からベンチ入りした。2年夏から4季連続全道大会に出場し今夏はチームを初の決勝進出に導いた。家族は両親と兄、姉。1メートル80、82キロ。左投げ左打ち。

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