浅野 巨人史上7人目の高卒新人1号に「まさか打てるとは…」頭ポンポン祝福の嵐「うれしかった」

2023年08月18日 21:49

野球

浅野 巨人史上7人目の高卒新人1号に「まさか打てるとは…」頭ポンポン祝福の嵐「うれしかった」
<広・巨>5回、2ランの浅野はナインの出迎えを受ける (撮影・西川祐介) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   巨人5―4広島 ( 2023年8月18日    マツダ )】 巨人が今季2勝7敗と“鬼門”となっているマツダで9回に岡本和が決勝打を放ち逆転勝利。連勝で再び貯金1とした。ドラフト1位ルーキー浅野翔吾外野手(18=高松商)が「7番・右翼」で13日DeNA戦(東京D)以来プロ3度目のスタメン出場。5回の第2打席に通算12打席目で待望のプロ初本塁打を放った。
 9回にこの試合初めてリードを奪った。先頭の吉川が相手5番手・矢崎のフォークを捉えると、打球は中堅フェンスに直撃し、大盛が一瞬ボールを見失う。それを見逃さなかった吉川が快足を飛ばし一気に三塁に到達した。1死後に打席に入ったのは4番・岡本和。6球粘った後のフルカウントから高めに浮いたフォークを見逃さず振り抜くと、打球は中堅手を越える勝ち越しの二塁打となった。9回は中川が1点を守り抜き、最後の最後で勝利をつかみ取った。

 敵地での初めてのヒーローインタビュー。笑顔でマイクを持った浅野は「まさかホームランを打てるとは思っていなかったので、うれしいです」と爽やかな第一声。そして「とにかくヒットを打ちたいと思って、センターから逆方向を意識してつなぐ意識を持って打席に向かいました」と打席に立った時の気持ちを振り返った。

 中田翔に出迎えで頭をポンポンされ、ベンチのハイタッチの列でも大城卓ら多くの選手に頭をポンポンされ、試合後の記念撮影でも決勝打を放った岡本和から頭をポンポンされた18歳。「先輩たちや首脳陣の方たちも一緒に喜んでくれて凄くうれしかったです」

 今後の目標について「1軍でやるからには18歳とか関係なく、勝利に貢献できるように頑張りたい」としっかりした言葉で敵地マツダのスタンドからも拍手が沸いた。しかし、最後に一言を求められると、歓声で質問が聞こえなかったのか、聞き直す素振り。そのあどけなさが残る表情に、さらに球場から笑い声と声援が飛んだ。王、松井ら偉大な先輩に肩を並べた18歳。未来の大砲のこれからに、さらに注目が集まる。

 5回に待望の一発が飛び出した。先頭の中田翔が左中間を破る二塁打で出塁すると、7番に座った浅野が相手先発・森が投じた2球目、内角低めへのカットボールを救い上げると、打球は高々と左翼席へ。プロ通算12打席目での待望の初本塁打で初打点もマークした。小走りにダイヤモンドを1周したルーキーは、出迎えの中田翔に頭をポンポンと叩かれ照れ笑いを浮かべながら先輩たちと喜びを分かち合った。

 ▼浅野 変化球に出されることなくしっかりと残して芯で捉えることができました。うれしい気持ちはありましたが、リードされているので次の打席でも打てるように集中していきます。

 <巨人の高卒新人史上7人目> 巨人の高卒新人の本塁打は2015年に岡本和真がプロ初安打となる本塁打を放って以来8年ぶり球団史上7人目。過去の達成者は坂崎一彦(1956年)、王貞治(1959年)、堀内恒夫(1966年)、林千代作(同)、松井秀喜(1993年)、岡本和真(2015年)。

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