大谷翔平への申告敬遠 敵地でもファン“怒”「なんでPO関係ないメッツが」「けが人相手に格好悪」

2023年08月27日 12:23

野球

大谷翔平への申告敬遠 敵地でもファン“怒”「なんでPO関係ないメッツが」「けが人相手に格好悪」
<メッツ・エンゼルス>9回、ブーイングが起きる中申告敬遠で出塁する大谷(撮影・光山 貴大) Photo By スポニチ
 【インターリーグ   エンゼルス5―3メッツ ( 2023年8月26日    ニューヨーク )】 エンゼルス・大谷翔平投手(29)が26日(日本時間27日)、敵地ニューヨークでのメッツ戦に「2番・DH」で先発出場。2点リードで迎えた9回2死二塁の第5打席は申告敬遠で、敵地にもかかわらず大ブーイングが沸き起こった。
 すでにプレーオフはあきらめて、トレード戦線でも売り手に回ったメッツ。再来年に向けてチームづくりを開始しており、勝敗は関係ないはずだったが、2点を追う9回2死二塁の場面で大谷を敬遠。ホームスタジアムのブルーのメッツのユニホームを着たファンからブーイングを起ったが、インターネット上んも同様で「メッツ、もうプレーオフ捨ててるのに、なんで勝負しないの?」「今シーズンあきらめてるはずなのに…ただの嫌がらせじゃん」「怪我しても頑張って出場している打者を敬遠て。戦術云々の前にカッコ悪い」「ホームのメッツファンが怒るという」「怪我人を相手に2試合で5四球とか情けない球団だな、メッツとかいう雑魚チームは」「なんでプレイオフ関係ないメッツが敬遠すんだよwww」「けが人相手に格好悪」などの声が上がっている。

 この日の大谷は3打数2安打1打点、2四球2盗塁で、チームは5―3で勝利し、連勝した。初回1死の第1打席で2ボール2ストライクからメ軍の先発右腕カラスコの高めの直球をジャストミート。打球はライナーで中堅手の頭を越え、大谷は悠々と二塁に達した。打球速度は109・6マイル(約176・4キロ)で、23日(同24日)のレッズとのダブルヘッダー第2戦から続く連続試合安打を「4」に伸ばした。続くドゥルーリーが左前打し、先制の生還を果たした。2回2死一塁の第2打席でも右翼線に破る打球を放ち、快足を飛ばして今季8本目の三塁打にし、今季37回目のマルチ安打を記録した。右腕ビックフォードと対戦した4回2死の第3打席は四球で出塁し、二盗、三盗を立て続けに成功させて今季19盗塁とした。7回無死の第4打席は左横手投げのコラレクと対戦し、1ボールから外角スライダーにタイミングが合わずに中飛だった。9回2死二塁の第5打席は申告敬遠だった。これで通算の打撃成績は、128試合で472打数145安打、44本塁打、92打点、打率・307、17盗塁、投手成績は23試合で10勝5敗、防御率3・14となった。

 大谷の申告敬遠は、前日25日(同26日)のメッツ戦に続いて2試合連続で今季18回目となった。昨年は157試合で14個、一昨年は158試合で20個の申告敬遠があった。

 大谷は23日(同24日)のレッズとのダブルヘッダー第1試合に先発したが、2回途中で緊急降板。その後の検査で「右肘内側側副じん帯損傷」が判明し、今季残り試合に登板しないことが決定したが、以降もDHで出場を続けている。

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