阪神・近本 中日・大島の“後継者”だ躍動2安打! 同じ11月9日生まれなど共通点多く

2023年08月27日 05:15

野球

阪神・近本 中日・大島の“後継者”だ躍動2安打! 同じ11月9日生まれなど共通点多く
<巨・神>初回、近本は中前打を放つ(投手・横川)(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   阪神9―6巨人 ( 2023年8月26日    東京D )】 金字塔を打ち立てた先輩を祝福するかのように、阪神の近本がマルチ安打と躍動した。初回先頭で中前打を放って打線を活気づけると、1―1の4回2死一、三塁では一時勝ち越しとなる中前適時打。先発・横川がカウント2―2から投じた真ん中のカットボールを鋭く振り抜き、21年のキャリア最高に並ぶシーズン50打点に早くも並んだ。前日25日の初戦も2安打1本塁打。打率も・293まで上昇させ、大山と並んでチームトップに躍り出た。
 「連打でつくったチャンス。どんな形でも走者を還したいという気持ちだった。どんな球種が来ても(大丈夫)っていうタイミングだったんで、イメージの中の一つではある」

 リードオフマンとして、これ以上ない仕事を続けている。11安打9得点をけん引し、木浪の満塁弾が飛び出した直後の7回2死無走者でも気持ちを切らすことなく四球をゲット。その後の森下の適時打を誘発し「(仕事ができている?)そう言っていただけると、うれしい」と笑った。

 この日、中日・大島が通算2000本安打を達成した。同じ11月9日生まれで、左投げ左打ちの外野手。大卒社会人出身など共通点が多く、大島からは「彼(近本)が新人の時から“似ているな”って思っていた」と“後継者”への期待を込めたメッセージを寄せられた。

 巨人戦後にその言葉を伝え聞いた近本は「直接言われたわけではないですし、会ったときはしゃべろうと思います」と話すにとどめたが、昨夏には「話していても、学べることはたくさんある」と語っていた。大先輩に追いつけ追い越せの精神で臨む、残りのプロ人生。「間違いなく彼の方が凄い選手なので、すぐに抜かれると思います」という大島からのエールを胸に秘め、後継候補として歩みを進めていく。(八木 勇磨)

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