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イチロー氏 見逃し三振を喫した堂前に最大級の賛辞「クレメンスよりも打ちづらかった」「知ってる?」

2023年11月21日 21:27

野球

イチロー氏 見逃し三振を喫した堂前に最大級の賛辞「クレメンスよりも打ちづらかった」「知ってる?」
<高校野球女子選抜・イチロー選抜>登板した堂前(撮影・島崎忠彦) Photo By スポニチ
 【エキシビションマッチ   イチロー選抜KOBE CHIBEN 4―0 高校野球女子選抜 ( 2023年11月21日    東京D )】 マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏(50)が率いる草野球チーム「イチロー選抜KOBE CHIBEN」と「高校野球女子選抜」のエキシビションマッチが21日、東京ドームで行われ、KOBE CHIBENが快勝。通算成績を3勝0敗とした。
 「9番・投手」で先発出場したイチロー氏。投げては9回116球5安打9奪三振の快投を見せ完封勝利。打っては今エキシビション3年目で待望の初安打をマークするなど4打数2安打で初マルチを記録した。

 そして驚くべきは7回の第3打席だった。日米通算4367安打の“世界のイチロー”が初三振を喫した。しかも見逃し。イチロー氏は、堂前凌那(岡山学芸館)がノーボール2ストライクから投じた外角直球を見送ると、ストライクのコール。まさかの見逃し三振に場内は大歓声。マウンド上の堂前は満面の笑み。真剣勝負のイチロー氏は悔しそうな表情でベンチに戻った。

 イチロー氏は堂前らとともに行った試合後の場内インタビューで“屈辱”の打席を振り返り「嫌な予感はしていました(笑い)。僕、三振が少ない選手なんですよ。誇っていいと思いますよ」とニヤリ。「僕の感覚では、みんなが年齢的に知らないと思うけど、(ロジャー)クレメンスよりも打ちづらかったです」「知ってる?」とメジャー通算354勝を挙げ「ロケット」の愛称で一時代を築いたレジェンド右腕を引き合いに出し、堂前に最大級の賛辞を送った。

 堂前も「最近凄い自信があった真っすぐが結構通用したかな、と思ったんで、それが自分の中では一番うれしかったです」とニッコリ。そして「まさか三振を取れると思っていなかったんで、ホンマに自分の中で一生の思い出になりました」と世界一の安打製造機であるイチロー氏をチラリと見ながら笑顔を見せていた。

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