巨人ドラ1・西舘　母校・花巻東の佐々木監督から朗希超え期待「必ず追い越すんだという気持ちで」

2023年11月21日 05:30

野球

巨人ドラ1・西舘　母校・花巻東の佐々木監督から朗希超え期待「必ず追い越すんだという気持ちで」 — MLBオールスター出場記念モニュメントの前で、大谷の手形と右手を合わせる西舘（撮影・川島　毅洋） Photo By スポニチ

　巨人からドラフト1位指名を受けた中大・西舘勇陽投手（21）が20日、母校の岩手・花巻東を訪問した。プロ入りへの報告を行い「ここで3年間指導していただいて懐かしいという思い。投げている姿をお見せすることが恩返しになる」と決意を新たにした。

　菊池（ブルージェイズ）、大谷（エンゼルスからFA）の恩師・佐々木洋監督は、同じ岩手出身で同学年のロッテ・佐々木朗を超える活躍を期待した。

　「身体能力とかスピードは勝てないかもしれないけど、結果で勝てるように。勝ち星だったり三振。マウンドでのポテンシャルじゃないところで結果にこだわり、彼らに追いつこうではなくて、必ず追い越すんだという気持ちでやってほしい」

　高校3年夏の岩手大会決勝で大船渡と対戦したが、体調面を考慮された佐々木朗は登板を回避。投げ合いは実現しなかった。あれから4年。佐々木朗はプロで完全試合を達成し、日本を代表する投手になった。自身も中大で155キロを計測するなど成長。リーグは異なるが、来年6月4～6日の交流戦で初の投げ合いが実現する可能性も十分にある。

　佐々木監督からは、時間とお金の使い方について、自己投資すべきと助言ももらい「大学の時から考えてやっていたので、継続していければ」と感謝した。懐かしの校舎には、メジャーで活躍する先輩たちの快挙を祝福する垂れ幕があった。「憧れの選手が海の向こうで頑張っているのは刺激になります」。プロでは結果にこだわり、ライバルを超える。（川島　毅洋）