阪神・浜地が結婚 2歳上の一般女性と交際4年、苦しんだ今季支えられ 来季は「ずっと1軍で」逆襲誓う

2023年11月21日 04:00

野球

阪神・浜地が結婚 2歳上の一般女性と交際4年、苦しんだ今季支えられ 来季は「ずっと1軍で」逆襲誓う
愛妻との2ショットイラストを手にする浜地(提供写真) Photo By 提供写真
 阪神・浜地真澄投手(25)が結婚したことが分かった。お相手は大阪府出身の27歳の一般女性。約4年間の交際を経て10月にプロポーズし、20日に婚姻届を提出した。昨季は52試合に登板するなどブルペンの一翼を担う飛躍を遂げながら、今季は右肩故障にも苦しんで30試合へ減少。一番の応援者である愛妻の存在も力に変え、来季の逆襲を宣言した。
 今年10月、浜地は自宅で花束と指輪を渡してプロポーズした。「結婚してください」。シンプルな言葉に小さくうなずいた彼女の目にはうっすら涙が光った。「喜んでくれて良かった。気持ちは引き締まりました」。最愛のパートナーと手を取り、人生を歩む決断に責任感は増した。

 知人の紹介で出会ったのは19年のオフ。2歳上の彼女に「大人っぽくて、きれいな人だな」と好印象を抱いた。20年から交際は始まった。当時はコロナ下で数カ月会えない期間もあった。その間に彼女はフードマイスターの資格を取得し料理の腕を磨いてくれた。

 20年オフには「日本一の星空」で有名な長野県・阿智村への旅行を計画。「山の上に登ったんですけど、曇りで…」と渋々宿に戻ったが、夜中に目が覚めて外を眺めてみると満天の星が広がっていた。「めちゃくちゃきれいでした」。2人で目にした絶景は、つかの間のオフのハイライトになった。

 昨年からは同居を開始。心遣いに癒やされ、救われた。野球の話はほとんどしない。抑えても打たれても「おかえりなさい」と迎えてくれる。「いい時も悪い時もずっと一緒。いつも普通に迎えてくれる」。右肩の不調もあって4度の2軍降格を経験した今季もそうだった。「いつも頑張ってるから大丈夫。私は見ているから」と励まされた言葉が支えになった。

 「1人だったら(気持ち的に)終わっていました。支えてもらっています」

 今年の25歳の誕生日には「バースデーディナーメニュー」と題した彼女自作のメニュー表が食卓に置かれていた。前菜からメインの「国産牛のステーキ」まで1品ずつ運ばれてきた料理を頬張った。好投してヒーローになった日も「虎メダル」など活躍に花を添える特製グッズを用意。彼女の描いた浜地のイラストが阪神のファンサービス企画に採用されて甲子園の一塁ベンチに飾られたこともあった。

 「(妻を)支えないといけないという気持ちも強い。来年は何試合とかじゃなく、シンプルにずっと1軍で投げることが目標」。再び出世魚の道へ――。浜地が心強いパートナーとともに大海原に飛び出す。(遠藤 礼)

 ◇浜地 真澄(はまち・ますみ)1998年(平10)5月25日生まれ、福岡県出身の25歳。福岡大大濠では甲子園出場なし。16年ドラフト4位で阪神入団。新人の17年に腰を痛めたため、1軍デビューは19年。22年に中継ぎで1軍に定着。52試合で16試合連続無失点を含む防御率1.14。湯浅、岩崎と勝利の方程式を組んだ。1メートル85、92キロ。右投げ右打ち。

おすすめテーマ

2023年11月21日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム