阪神・前川　尊敬する大山先輩に近づくため「香り」からまねる!候補は柑橘系の高級香水「ルイ・ヴィトン」

2023年11月21日 05:15

野球

阪神・前川　尊敬する大山先輩に近づくため「香り」からまねる!候補は柑橘系の高級香水「ルイ・ヴィトン」 — ＜阪神契約更改＞アップ提示でサインをして会見で笑顔を見せる前川（撮影・北條　貴史） Photo By スポニチ

　阪神は20日から兵庫県西宮市内の球団事務所で18年ぶりリーグ優勝と38年ぶり日本一に貢献した1軍経験者の契約更改が始まった。高卒2年目でプロ初安打を記録するなど33試合に出場した前川右京外野手（20）は350万円増の年俸850万円でサインし、大山にならって同じ柑橘（かんきつ）系の高級香水の購入に意欲を見せた。

　手本とする先輩に近づくため、まずは全身から漂わせる「香り」からまねることを決めた。70％の初昇給。使い道には「香水を買いたい」と即答した。寮の自室ではゆずの香りがするアロマスプレーをまいて就寝するほどのにおいフェチ。尊敬する大山も同系を好むことから「そこが（一緒なら）間違いない」とうなずいた。候補は高級ファッションブランド「ルイ・ヴィトン」の男性用香水。公式サイトでは1瓶平均4万円を下らない高級品でも、投資なら惜しくない。

　5月30日に初昇格して打率・255（94打数24安打）、7打点。1軍定着の足掛かりをつかんだとはいえ、8月1日を最後に出場はなく、大山の背中はまだまだ遠い。「（気持ちが）上下しない。そういうところがレギュラーで1年間（4番に）座れる選手。そこが自分に一番足りない」。常に全力疾走を欠かさず結果に一喜一憂しない主砲とは対照的に、3打席連続空振り三振を喫した7月28日の広島戦ではベンチで悔し涙を流した。

　あえて単独自主トレを決めた理由も、そこにある。「一人で考えてやらないとシーズンでできない。自分で2カ月間考え、これをやったらシーズン乗り越えられるとか、深く学んでいきたい」と飛躍への準備を自らに課した。（石崎　祥平）