張本勲氏　バッテリー賞のオリ由伸＆若月に「大あっぱれ！」　セは「迷った」末にDeNA選出

2023年11月27日 16:15

野球

張本勲氏　バッテリー賞のオリ由伸＆若月に「大あっぱれ！」　セは「迷った」末にDeNA選出 — 張本勲氏 Photo By スポニチ

　スポーツニッポン社が制定する「2023年度プロ野球最優秀バッテリー賞」の表彰式が27日、都内で行われ、受賞選手が登壇した。

　パ・リーグはオリックスの山本由伸投手（25）―若月健矢捕手（28）、セ・リーグはDeNAの東克樹投手（27）―山本祐大捕手（25）が受賞した。

　山本―若月のコンビは史上2例目となる3年連続3度目の受賞。DeNAバッテリーは初受賞となった。球団では98年の佐々木主浩―谷繁元信以来、25年ぶり2度目。

　4選手にはそれぞれ賞金100万円が贈られた。

　選考委員の張本勲氏は欠席のため、司会のTBS・篠原梨菜アナウンサーがメッセージを代読した。

　受賞した2組に「4人にはぜひ『あっぱれ！』をあげたい。球界を代表する、まさに『あっぱれ！』なバッテリーだ」と絶賛。

　「特に山本投手と若月捕手は『大あっぱれ！』だろう。選考委員満票での受賞。3年連続の受賞は史上2組目で、まさに『ザ・バッテリー』だと思う」と称えた。

　ポスティングシステムで大リーグ移籍を目指す山本について「3年連続投手4冠。打者なら「3冠王」といっていい快挙だ。来季からはいよいよメジャーへ。バッテリー賞は今回が最後の受賞になるかも知れないが、海の向こうでもぜひ、サイ・ヤング賞を目指しておおいに活躍してほしい」とエールをおくった。

　女房役の若月には「強打の森捕手が加入する中、今年も捕手として活躍。山本投手とは『あうん』の呼吸が光った。見事なコンビだと称賛したい」とした。

　「実はセ・リーグは迷った」とも。「優勝した阪神の村上投手ー坂本捕手とどちらか…。ただ、東投手は16勝を挙げて最多勝。これは大きな勲章だ。山本捕手とも息がぴったり。新聞でも『祐大のおかげです！』という微笑ましいコメントを私も何度も読んだ。これは推さざるを得ないと、軍配を上げた次第。何より、2人でシーズン中から「バッテリー賞を獲りたい！」と言ってくれていたのがうれしいねえ。有言実行の受賞。本当におめでとう」と祝福した。