史上初!医学部医学科から“NPB”入り 群馬大の右腕・竹内が来季2軍参入「ハヤテ223」入団

2023年12月08日 15:10

野球

史上初!医学部医学科から“NPB”入り 群馬大の右腕・竹内が来季2軍参入「ハヤテ223」入団
ハヤテ223トライアウトに参加した竹内投手 Photo By スポニチ
 来季からウエスタン・リーグに参加する「ハヤテ223」が7日、新入団選手を発表した。投手14人、捕手4人、内野手6人、外野手5人の計29人。群馬大準硬式野球部で医学部に在籍する147キロ右腕・竹内奎人投手(24)も名を連ね、医学部医学科から史上初の“NPB”入りとなった。
 昨年ドラフトでは、京大の最速152キロ右腕・水口(みなくち)がソフトバンクから育成7位指名を受けた。水口は医学部人間健康科学科に在籍して理学療法学を専攻していたケースがある。

 竹内は静岡高時代、のちにDeNA入りした左腕・池谷蒼大らとともに主戦級として2017年選抜に出場。1回戦で不来方(岩手)を破り、2回戦で根尾(現中日)や藤原(現ロッテ)を擁した大阪桐蔭と対戦。8-11で敗れたが、当時、最速141キロでプロからも注目された。一方、中学時代から整形外科医を目指し、医学部進学を視野に入れていた。3年夏の静岡大会準決勝で敗退後、勉強に専念して第1志望の群馬大医学部に一般公募推薦入試で現役合格。大学進学後は準硬式野球部でプレーしてきた。

 大学3年時に右肘を手術し、体づくりを一から見直して今春に最速147キロまで到達。「一言で言えばもっとやれると思った」と野球の道を進むことを決断した。通常、順当に国家試験を通れば、研修医として病院に勤務し、同世代に比べれば給料も高い。それでも「早く医者になった方が安定するとは思うんですが、やはりそっちを選んだら野球を続けなかったことを後悔すると思った」と語っていた。NPBドラフトでは指名漏れし、地元球団でもある「ハヤテ223」のトライアウトを受験していた。

 「ハヤテ223」入りするNPB経験者は10人で、11月15日の12球団合同トライアウトを受けた元ロッテの福田秀平外野手(35)、元ロッテの西川僚祐内野手(21)、元ロッテ育成の谷川唯人捕手(21)、元ソフトバンク育成の居谷匠真捕手(21)、元DeNAで社会人の日本新薬に所属していた倉本寿彦内野手(33)らが名をつらねた。投手では元オリックス育成の西浜勇星投手(21)、元DeNAの田中健二朗投手(34)、池谷蒼太投手(24)が入団した。

 竹内と池谷は再びチームメートとなり、共闘することになる。

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