【現役ドラフト】史上初ドラ1投手が移籍 ロ・佐々木千がDeNA、虎・馬場が巨人、竜・鈴木博がオリへ

2023年12月08日 17:02

野球

【現役ドラフト】史上初ドラ1投手が移籍 ロ・佐々木千がDeNA、虎・馬場が巨人、竜・鈴木博がオリへ
(左から)西武・愛斗、ロッテ・佐々木千、阪神・馬場、中日・鈴木博 Photo By スポニチ
 出場機会に恵まれない選手の移籍活性化を目指し、昨年から導入された現役ドラフトが8日に行われた。
 ロッテ・佐々木千隼投手(29)がDeNAへ、阪神・馬場皐輔投手(28)が巨人へ、オリックス・漆原大晟投手(27)が阪神へ、DeNA・桜井周斗投手(24)が楽天へ、中日の鈴木博志投手(26)がオリックスへ、広島の中村祐太投手(28)が西武へ、西武の愛斗外野手(26)がロッテへ、日本ハムの長谷川威展投手(24)がソフトバンクへ、ソフトバンクの水谷瞬外野手(22)が日本ハムへ、巨人の北村拓己内野手(28)がヤクルトへ、楽天の内間拓馬投手(25)が広島へ、ヤクルトの梅野雄吾投手(24)が中日へ、それぞれ移籍が決まった。

 佐々木は2016年ドラフト、馬場と鈴木博は2017年ドラフトで、1位指名を受けて入団。ドラフト1位指名選手の現役ドラフトによる移籍は昨年のオコエ瑠偉外野手(楽天→巨人)のケースがあったが、投手が移籍するのは初となる。

 佐々木は今年10月6日のオリックス戦(ZOZOマリン)で4月1日のソフトバンク戦以来今季2試合目の登板。ブルペンデーの9回にマウンドに上がり、1イニングを無失点に抑えた。21年にはし烈な優勝争いの中、54試合に登板し8勝1敗26ホールド、防御率1・26と救援でフル回転の活躍を見せていたが、昨季は23試合の登板で防御率6・39と不調。今季唯一の登板となっていた4月1日のソフトバンク戦では2回を投げ2失点(自責1)。復調を期待されていた。

 馬場は今季、19試合に登板し、2勝1敗、防御率2・45。ブルペンデーとなった10月1日の広島戦(マツダ)では先発したが、6月中旬までは1軍戦力として昇格はできなかった。先月24日の契約更改では「試合数は少なかったけど、成績自体は防御率も含めて良かったとは思う。チームのひとつのピースにはなれた」とシーズンを振り返った。日本シリーズではベンチ入りできなかった悔しさは残っているだけに「自分を客観視して、もっとレベルアップをしたい」と決意を語っていた。

 鈴木博は入団当初、最速155キロを誇り、新人ながら開幕1軍入りを果たしてセットアッパーに抜てき。代役守護神を務めたり、2軍降格など経ながら、チーム最多の53試合に登板した。20年はわずか6試合の登板で、サイドスローに転向。2021年3月31日の巨人戦(バンテリンドーム ナゴヤ)では1013日ぶりの白星をマークした。昨年は3試合、今年は9試合の出場にとどまっていた。

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