阪神・木浪 恐怖の8番査定3・38倍大幅昇給 腕にはご褒美ロレックス「活躍したら買うと決めていた」

2023年12月08日 05:15

野球

阪神・木浪 恐怖の8番査定3・38倍大幅昇給 腕にはご褒美ロレックス「活躍したら買うと決めていた」
<阪神契約更改>笑顔を見せる木浪(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 阪神・木浪聖也内野手(29)は恐怖の8番査定に喜びもひとしおだった。西宮市内の球団事務所で交渉し、5000万円増の年俸7100万円で契約を更改。「活躍したら買うと決めていた」という100万円以上の高級腕時計「ロレックス」を身に着け、3・38倍の大幅昇給に頬を緩めた。
 「思っていた以上の評価をしていただいた。8番の役割が分からないところからスタートして、できることが何かなと考えた時に出塁、バント、チャンスで打つのもそうですけど、いやらしいバッターになろうと思った」

 手探り状態の中から結果を残した。入団から昨年までの4年間で先発8番は計104試合。今季は開幕7戦目から「8番・遊撃」に定着した。塁に出て1番・近本に還してもらう攻撃の“鉄板パターン”を生み出し、自らも好機で無類の勝負強さを発揮して得点圏打率・310(84打数26安打)で存在感を示した。

 「数字というよりも本当にいやらしいバッターになれたのかな、と。8番から上位につなげるという、あまりなかったことをできたことが自信になった」

 5年目で初めて規定打席に到達。打率・267、1本塁打、41打点の数字以上の貢献度はベストナインとゴールデングラブ賞のダブル獲得で結実した。広島とのクライマックスシリーズ・ファイナルステージでは第2戦でのサヨナラ打など3試合で打率・500を残してMVP。「何が恐怖なのかなと正直思っていたけど、それくらい嫌なバッターになれた」とうなずいた。

 来季についても「8番でいい」と即答。「自信になったし、これからも続けていきたい」。“日本一の8番打者”としての誇りを胸に来季を見据えた。(石崎 祥平)

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