阪神・佐藤輝 3割30本塁打100打点で「アレンパ」誓う 4年目球団内野手初の大台1億5000万円

2023年12月08日 05:15

野球

阪神・佐藤輝 3割30本塁打100打点で「アレンパ」誓う 4年目球団内野手初の大台1億5000万円
<阪神契約更改>「アレンパ」の文字をしたためた佐藤輝(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 阪神・佐藤輝明内野手(24)が7日、西宮市内の球団事務所で交渉し、6500万円増の年俸1億5000万円で契約を更改した。4年目年俸の1億円以上は球団史上4人目。将来的なマイホーム購入の夢を明かすとともに「アレンパ」を目指す来季へ「フルイニング出場」と「打率3割、30本塁打、100打点」を目標に掲げた。達成なら球団初の5年目での年俸2億円到達も見える。(金額は全て推定)
 佐藤輝は深緑のオーダースーツに身を包み、堂々と交渉の席に着いた。4年目での年俸1億円以上は球団では赤星憲広、藤浪晋太郎、そして、近本に続いて4人目だ。24本塁打&92打点はチーム2冠。18年ぶりリーグ優勝と38年ぶり日本一に貢献し、入団から3年連続の昇給で大台を一気に突破した。ドデカい夢にも近づいた。

 「将来的に家を買おうかなと。まだ全然アレ(分からない)ですけど、給料も上がってきたので考えています。一軒家か、マンションか…。どっちも良さがあると思うんで。秘密基地?そういうのも好きっちゃ、好きですけどね」

 壮大なトレーニングルーム、豪華な庭、ベランダから見える絶景、幼少期から憧れの広大な風呂場…。理想のマイホーム像を思い描きながら、「将来的にですけどね」とニヤリと笑った。

 「もっともっと(高年俸へ)いきたいなと思っている。もちろん期待値も上がるし、求められるものはさらに多くなる。応えられるようにやっていきたい」

 慢心はない。何しろ6月25日に2年ぶりの2軍降格を味わうなど前半戦は不振に苦しんだ。「優勝しましたけど、個人的にはもっとできた部分もある。来年は個人的にもチーム的にも両方満足できる一年にしたい。3割、30本、100打点は頑張りたい」。打率が上がれば本塁打数も比例して増えるという岡田監督の考えに「その通りだと自分でも思う」と同調した。ノルマ達成のためにも指揮官から期待されながら、開幕11試合目で先発を外され、遠く届かなかったフルイニング出場への再挑戦を期した。

 「それは大前提。もちろん目標ですね。内容も1、2年目と比べれば成長していると思うので、もっと成長していけるように。タイトルを獲れるような活躍を期待されていると思うので頑張りたい」

 掲げた数字通りの活躍なら1年後は次の大台=2億円も視界に入り、夢のマイホームも現実味がさらに増す。自ら発案した合言葉で「アレンパします!」と改めて宣言。球団初の連覇への誓いを立て、来季の大爆発を見据えた。(阪井 日向)

 ○…佐藤輝(神)が1億5000万円で契約更改。入団4年目での年俸1億円到達は赤星憲広、藤浪晋太郎、近本に並ぶ球団最速で内野手では初めて。今季は佐藤輝と同じ20年ドラフト組で未更改の伊藤将(今季年俸8000万円)と中野(同7000万円)も大台到達が確実視される。

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