由伸ドタバタ ドジャース移籍正式発表の3時間後に入団会見 代理人「会見年明けにしたかったが…」

2023年12月29日 02:30

野球

由伸ドタバタ ドジャース移籍正式発表の3時間後に入団会見 代理人「会見年明けにしたかったが…」
入団会見で笑顔の山本(中央)とロバーツ監督(左)(AP) Photo By AP
 山本のドジャースとの契約が正式発表されたのは27日(日本時間28日)の米西部時間正午前で、その3時間後には入団会見に至った。登録のために、新人左腕ハドソンを40人枠から外したが、ドジャース側は数日前に全ての手続きを終えていたという。米メディアは「大リーグ機構と選手会の最終承認が最後のハードルだったが、(冬休みで)多くの人が旅行に行ってしまっていた」と伝えた。ウルフ代理人は「チームは入団会見を年明けにしたがったが、断った。帰国の予定もあったので」と説明。会見実施の発表が直前になった影響から、大谷の入団会見には報道陣が約300人集まったが、この日は半数の約150人だった。
 ≪裏地ド派手スーツ話題≫SNSでは山本の入団会見でのスーツも話題となった。チームカラーでもあるブルーのチェック柄スーツを着用。背番号18のユニホームを手渡されジャケットを脱いだ際には、迷彩柄のようなド派手な裏地があらわになった。ベストも同様の柄で、SNSでは「めっちゃカッコイイ」「おしゃれ」といった声が見られた。

 ≪ロバーツ監督 1710億円大補強に成功≫チームは10年総額7億ドルの大谷、レイズからトレードで獲得のグラスノーとの5年総額1億3650万ドルでの契約延長、そして山本との12年総額3億2500万ドルとオリックスへの譲渡金5062万5000ドルを合わせ、12億1212万5000ドル(約1710億円)の大補強に成功した。ブランドン・ゴームズGMは「ロサンゼルスに優勝をもたらしたいというオーナー陣の思いを物語る」と興奮気味。沖縄生まれのデーブ・ロバーツ監督は「山本の多くのビデオを見た。言葉からは内面の闘志も伝わってくる」と歓迎した。

 ≪先発6人制有力 さらなる補強も≫山本の獲得で、手薄だった先発投手陣を強化した。来季のローテーションは山本を軸とし、今季10勝のグラスノー、同11勝のミラー、右肘手術からの復活を期すビューラーらが控える。一方で、大谷は右肘手術の影響で投手復帰は25年。左肩手術のカーショーはFAとなり、再契約しても復帰は夏以降だ。ゴームズGMは「全員がベストな状態でパフォーマンスを発揮できるようにする」と先発を6人で回す可能性を示唆。DeNAからポスティングシステムでの移籍を目指す今永をはじめ、今後も補強に動く可能性がある。

 ≪通訳探し中も代理人「1、2年もすれば話せる」≫入団会見での通訳は、代理人の事務所スタッフのマコ・アルビー氏が務めた。同氏は昨年、千賀のメッツ入団会見でも通訳を担当。大谷の通訳をエンゼルス時代から担当する水原一平氏は姿を見せず、今後も大谷専属の見通しとなった。代理人のウルフ氏は、山本の専属通訳を探していることを明言。山本の姉が日本の小学校で英語を教えているとした上で、「彼も英語の勉強に力を入れている。私たちの言ったことを復唱できるし、1、2年もすれば話せるようになるだろう」と語った。

おすすめテーマ

2023年12月29日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム