阪神・近本の練習メニューに変化 “ツイスト打法”が新フォーム構築のヒントに?

2023年12月29日 05:15

野球

阪神・近本の練習メニューに変化 “ツイスト打法”が新フォーム構築のヒントに?
打撃練習する阪神・近本(撮影・岸 良祐) Photo By スポニチ
 【記者の目】近本の練習メニューに変化があった。ティー打撃中のことだ。インパクトの瞬間にわざとバットを止める動作を何度も繰り返した。シーズン中は見られなかった光景だった。本人は「筋肉を使ってブレーキ(をかけて)、バットを止めた」と多くを語ることはしなかった。それでもインパクトの瞬間に投手方向に向かう上半身に対し、下半身の軸を捕手方向に動かす“近本流ツイスト打法”のようなスイングが見てとれた。
 近年では巨人の阿部監督が現役時代に駆使した打法で体の開きを防ぎ、バットのヘッドを走らせる利点がある。近本は、普段から関節の動き、筋肉の動き、そして体の細部の動きまでチェック。その確認作業の一環としても取り入れる独特な練習ドリルを複数個も持っている。ツイスト打法は近本の単なる練習法の一つにしか過ぎないが、何げない練習中のスイングにも、新フォーム構築へのヒントが隠されていると感じた。

(PL学園―駒大硬式野球部出身 阪神担当・石崎 祥平)

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