【高校野球】仙台一・選抜出場願い女子マネジャーがお守り作成 「甲子園で勝てますように」

2024年01月21日 13:33

野球

【高校野球】仙台一・選抜出場願い女子マネジャーがお守り作成 「甲子園で勝てますように」
<仙台一取材>センバツに向け、お守りの制作を開始した仙台一マネジャーたち(撮影・木村 揚輔) Photo By スポニチ
 第96回選抜高校野球大会(来年3月18日~、甲子園)の出場校は26日に決定する。発表まで1週間をきり、21世紀枠候補9校に選出された仙台一(宮城)の女子マネジャーは21日、吉報を願いながらお守り作りを始めた。
 チームを支える女子マネジャーは2年生の増田明里さん、伊藤わかばさん、和泉佑菜さんと1年生の佐藤紬さんの4人。普段からノック時のボール渡しや打撃マシンの球入れ、さらには選手の試合での成績をデータ化するなどチームを支えている。

 お守りは例年、夏の宮城大会前に作成していたが今年は選抜出場の可能性を残していることから一足早く取りかかった。部員41人と指導者全員分を作る予定で、増田さんは「甲子園に行って勝てますようにと。そしてこのお守りでチームに一体感が生まれてくれれば」と願いを込めながら丁寧に作業を続けている。

 元々は男子校だった仙台一。10年に男女共学化したばかりで、野球部のマネジャーも現2年生が4代目。130年以上続く伝統校に新たな歴史が加わる瞬間に立ち会うことができるかもしれない喜びから、伊藤さんは「まさかこんな思いができると思っていなかったので本当にうれしい」と笑みを浮かべた。

 選抜出場となれば女子マネジャーは順番で公式記録員としてベンチ入りすることができる。すでに順番は決まっており、初戦にベンチ入り予定の和泉さんは「もし選ばれたら1勝、2勝とみんながベンチに入れるまで勝ってほしい」とエール。「このチームなら必ず大丈夫」とナインの活躍を誰よりも楽しみにしている。
 普段から部員とも仲が良く、チームに元気と勇気を与えてくれる女子マネジャー4人。選抜出場は選考委員会によって決まるが、「結果がどうなってもここまでわくわくさせてもらって感謝しかない。ありがとうと伝えたいです」と満面の笑みで声を合わせた。(村井 樹)

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