オリックス・舜平大 絶対エース・由伸が抜けた先発陣の軸になる! 設定した今季の3大目標は 

2024年01月21日 05:45

野球

オリックス・舜平大 絶対エース・由伸が抜けた先発陣の軸になる! 設定した今季の3大目標は 
自主トレを公開したオリックス・山下舜平大(撮影・平嶋 理子) Photo By スポニチ
 オリックス・山下舜平大投手(21)が20日、大阪・舞洲の球団施設で自主トレを公開した。「去年の成績を超えたい」と絶対エース・山本が抜けた先発陣の軸となることを誓った若き右腕。そのために、今季の3大目標を設定した。
 (1)防御率1点台前半 「防御率にはこだわりたいし、1点台前半を残している方もいるのでいきたい」

 (2)中6日でシーズン完走 「中6日でできる準備をしていきたい。規定投球回はいけるように」

 (3)2桁勝利 「勝ち星も去年9で止まったので、(山本)由伸さん、(山崎)福也さんの穴を一つでも多く埋めて、優勝に貢献できたら」

 高卒3年目の昨季、開幕投手でプロ初登板という華々しいデビューを飾った。8月末に腰を痛めて離脱したものの、最速160キロをマークする器の大きい投球でブレーク。16試合で9勝3敗、防御率1・61の圧巻の成績で新人王に選ばれた。

 実質1年目だったこともあり、昨季序盤は中10日で回ることも多かった。ただ今季は昨季16勝の山本に加え、11勝の山崎福も日本ハムに移籍。左腕・宮城とともに先発陣を引っ張る存在として期待される。自覚は十分で、投球ができなかった昨秋からさらなる肉体強化に着手。連日の筋力トレーニングに加え、栄養バランスを考えながら3時間おきに毎日5食取るなど食生活も見直し、体重は98キロから105キロまで7キロも増えて大幅にパワーアップした。

 18日には故障明け初のブルペン入り。捕手を立たせて15球を投げ「離脱していたから入っていなかったので、かなりいい感触です」と笑顔を見せた。大器が本格的に球界を席巻する一年となる予感だ。(山添 晴治)

 ▽オリックス・山下の23年 3月31日の西武戦で開幕投手に抜てきされ、4月11日の楽天戦でプロ初勝利。前半戦だけで8勝を挙げ、選手間投票で球宴に出場。8月26日のロッテ戦で自己最速の160キロを計測も、6回表の投球練習中に腰の張りを訴えて緊急降板。翌27日に登録抹消され、ポストシーズンも含めてシーズン中の実戦復帰はかなわなかった。シーズンでは16試合で9勝3敗、防御率1.61の活躍でリーグ3連覇に貢献。パ・リーグ新人王に輝いた。登板間隔の最長は中12日で1度。中11日が2度、中10日が4度、中8日が3度、中7日が5度。

 《ワゲスパックに今後も学ぶ》ワゲスパック先生、今後もお願いします――。山下は昨季まで同僚だった助っ人右腕に感謝し、今後も助言を請う考えを明かした。「悩んでいた時にいろいろアドバイスをくれた。また話をできたら」。1メートル90の自身に対し、右腕は1メートル98。長身ならではの悩みなどを相談したという。15日に右腕のレイズとのマイナー契約が発表された時にはSNS上で「My teacher」と涙目の絵文字入りで投稿していた。

おすすめテーマ

2024年01月21日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム