ヤクルト中村 大谷と世界一バッテリーになった瞬間に犯した“痛恨ミス”「何も考えられなかった」

2024年01月21日 18:22

野球

ヤクルト中村 大谷と世界一バッテリーになった瞬間に犯した“痛恨ミス”「何も考えられなかった」
ヤクルト・中村悠平捕手 Photo By スポニチ
 ヤクルトの中村悠平捕手(33)が20日に放送されたTBS特番「ジョブチューン2時間SP 現役選手が大集合!これを見れば今の日本プロ野球が丸わかり!プロ野球ぶっちゃけ祭り!!」(後6・51)にゲスト出演。世界一に輝いた昨年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)決勝・米国戦で自らが犯した“痛恨のミス”を悔やんだ。
 当時エンゼルス所属で、この試合に「3番・DH」として先発出場していた大谷翔平投手(29=ドジャース)が9回に登板。大谷とは当時チームメートで仲のいいトラウトが1点差の2死で打席に入るというドラマチックな展開に日米が沸いたが、大谷が鋭く曲がるスライダーで空振り三振に打ち取り、日本は3大会14年ぶりの世界一に輝いた。

 その時にバッテリーを組んでいたのが中村。ほぼ初見で大谷のボールを“ビタ止め”して能力の高さを見せつけたが、あの感動的なシーンで悔やんでも悔やみ切れない?心残りがあるようで、それは世界一が決まった瞬間にキャッチャーマスクを取らなかったことだった。

 過去に日本が2度世界一に輝いたケースでは、2006年は里崎智也捕手(ロッテ)、09年は城島健司捕手(マリナーズ)といずれも優勝が決まった直後にマスクを脱ぎ捨てて笑顔でマウンドに向かい、投手と歓喜の抱擁をかわしている。過去は2度とも歴史的な瞬間の映像としてしっかり捕手の顔が映っているが、中村は喜びのあまりマスクを脱ぐことを忘れてしまったという。

 しかも、決勝戦の当日には試合前に里崎智也氏(47)から「優勝したらマスク一番に取れよ」と念押しもされていたそうで、結果的に「それを無視した形になっちゃった」と中村。「取れなかったです。うれし過ぎて。何も考えられなかった」とマスクを脱ぐのも忘れてガッツポーズしてしまったと振り返った。

 ただでさえ、優勝した直後の中継画面はマウンドの大谷に切り替わっており、感動的なバッテリーの抱擁シーンは選手全員が殺到していたため埋もれてしまって目立たないという不運も。

 それでも、ベンチから猛スピードで飛び出したDeNAの牧秀悟内野手(25)が最初に抱きつこうとしたのを一瞬で察知した大谷がするりと身をかわしてスルーし、世界一バッテリーとなった中村と最初に抱擁をしてくれたことには深く感謝している。

 「おい牧!ふざけんなよ!と思った」「そしたら大谷選手も“お前じゃねー!”みたいな」と冗談めかしてスタジオの爆笑をさらいつつ「一番に抱き合えてうれしかったです」と大谷のとっさの判断とさすがの身のこなしに大感謝していた。

 また、大谷とはこの決勝戦で初めてバッテリーを組み、投球を受けたのも初めてだったが、それどころか会話したのもこの時が初めてだったことも告白。それまでは大谷のチーム合流が遅かったことに加えて「オーラがあって話しかけられなかった」とも明かしていた。

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