ドジャース・ベッツ “10月のスランプ”理由は個人成績を追ったため?リベンジ期す今季「役割果たす」

2024年02月14日 11:30

野球

ドジャース・ベッツ “10月のスランプ”理由は個人成績を追ったため?リベンジ期す今季「役割果たす」
ドジャースのベッツ(AP) Photo By スポニチ
 大リーグ公式サイトがムーキー・ベッツ(31)を特集。23年シーズンは、10年のメジャーのキャリアでも有数の好成績で、打率・307、39本塁打、107打点、14盗塁、OPS(出塁率+長打率)は・987だった。
 ナ・リーグのMVP投票でも2位に入っている。ところがポストシーズンは地区シリーズのダイヤモンドバックス相手に11打数0安打のスランプ。ポストシーズンに出るのは7季目だが、無安打は初だった。

 「ドジャースのために何もできなかった。チームに貢献できる選手だということに誇りを持ってきたのに、一番大事な時に何もできなかった」と悔しがる。野球選手にとって、162試合の長い公式戦を終えた後、ポストシーズンにもシャープな状態で臨むのは簡単なことではない。どう調整すれば良いのか。その答えはなかなか見出せない。

 そのため、ポストシーズンでは活躍できないスター選手も少なからずいる。デーブ・ロバーツ監督は去年のベッツについては個人成績を意識してしまったからではと分析する。

 「40本塁打を追いかけたことが関係したんだと思う。彼は同意しないかもしれないが、野球選手が数字を追いかけるのは自然なこと。理解できる」と言う。

 8月を終えた時点で38本塁打、ナ・リーグでブレーブスのロナルド・アクーニャとMVP争いをしていたこともあり、40の大台を意識し、スイングも微妙に変わってしまった。結果9月の本塁打はわずか1本、月間打率も・241と低調。そのまま地区シリーズに入ってしまった。

 ベッツはポストシーズンの敗戦の後、リベンジを期し、1週間でトレーニングを再開させた。冬の間はシアトル郊外のトレーニング施設ドライブラインに通った。22年オフも同施設で練習に励み、体重を4・5キロ増やしていた。

 ドジャースはこのオフの大型補強で、世界一奪還を期待されている。「大変だけど、期待されている方が楽しい。みんな勝つためにプレーしている。自分の役割を果たすだけだ」。ロバーツ監督は「身体の状態も良さそうだし、メンタル面でも焦点が絞れているように見える。再び素晴らしいシーズンを送るだろう」と見る。今季は開幕から正二塁手でプレー。「これから8か月間連続で最高のムーキーベッツを見せる」と本人は意気込んでいる。

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