カブス・今永が誠也K斬り! 「真っすぐだけ」約束も「途中うそついて変化球を投げました」

2024年02月23日 02:30

野球

カブス・今永が誠也K斬り! 「真っすぐだけ」約束も「途中うそついて変化球を投げました」
ライブBPで実現した今永vs鈴木(撮影・笹田 幸嗣通信員) Photo By スポニチ
 カブスの今永昇太投手(30)は21日(日本時間22日)、実戦形式で打者と対するライブBPに今春初登板した。鈴木との日本人対決も実現し、この日最速の93マイル(約150キロ)の直球で空振り三振に仕留めた。
 対戦前、今永は「真っすぐだけでいくからね」と鈴木に約束していた。しかし、カーブ、スライダーも交える投球に変更し「バッターが立つとデカくて、ピッチャー返しが怖くて…。外に真っすぐ投げたら絶対に芯ではじかれる。怖かった」。鈴木の存在感に圧倒され、約束をほごにした。最後はフルカウントから、「真っすぐが引っかかってカット気味に入って、内角のいいところに決まった」という直球で空振り三振。今永に軍配は上がったものの「真っすぐだけでは絶対に抑えられないと思った。途中うそついて変化球を投げました。チームメートになれて本当に良かった」。ちゃめっ気たっぷりに話した。

 打者6人に対し25球を投げ、1安打(1本塁打)1三振だった。「MLBの打者の対応力を感じたライブBPだった」。最速93マイルを計測したことも収穫とし「ブルペンでは到底出ない数字。実戦で10キロくらい数字が上がって良かった」。その一方で甘いスライダーを昨季23本塁打の右打者ウィズダムに本塁打された。「質の悪い変化球が浮いたりすると、単打にならず高い確率でホームランになる。自分の課題は痛いほど分かっている」。日本時代からの被本塁打の多さを反省し、今後の課題とした。

 次回は25日(日本時間26日)にもう一度ライブBPで投げ、オープン戦へ向かう見込み。実戦形式で上がった出力を、さらに高めていく。(笹田幸嗣通信員)

 ≪日本の対戦打率は.333≫日本時代の今永(DeNA)と鈴木(広島)の対戦は、16~21年に計68打席あった。54打数18安打の打率・333、4本塁打、8打点、13三振、13四球と鈴木に分があった。ポストシーズンでは16年のCSファイナルSで1打席だけ対戦があり、第4戦に先発した今永は初回に鈴木の左前適時打など6失点KOされ、チームも敗退した。

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