広澤克実氏 阪神・森下は“間”がつくれていない バットよりも打ち方、技術が重要

2024年02月23日 05:15

野球

広澤克実氏 阪神・森下は“間”がつくれていない バットよりも打ち方、技術が重要
<阪神宜野座キャンプ>フリー打撃中、打席でバットを交換する森下(撮影・北條 貴史) Photo By スポニチ
 【広澤克実 CHECK!】阪神・森下のフリー打撃を見たが、いい時のスイングには見えなかった。左肩と股関節が同時に回転し、捻転差が生じていない。スイングするため下半身が開き始めた時、上半身が投球に対してまだ平行である“間”がつくれていない。いわゆる“体が開いている”から内角球は力強く振れてバットの太い部分で打てるが、外角球は待てず引きつけられていない。
 本来の意味で内角球を強く振って遠くに飛ばしたいなら、右肘を畳み、右手首を折り畳んで投球を捉えないといけない。今は右手首を返してしまい伸び切ってしまうから、ゴロになっている。

 今はまだキャンプ中で試行錯誤している時期だろうが、バット形状などを変える前に、まずは打ち方を変えたり、技術を身に付けないといけない。“デスムーブ”と言うのだが、人間の脳は悪いことも記憶してしまうもの。そうなるとなかなか直らないので、早いうちに正しいスイングに戻した方がいい。 
(スポニチ本紙評論家)

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