【阪神・岡田監督語録】2軍を映像チェック「4番の井上はどん詰まり。目立つよな」

2024年02月23日 05:15

野球

【阪神・岡田監督語録】2軍を映像チェック「4番の井上はどん詰まり。目立つよな」
<阪神宜野座キャンプ>岡田監督(右)に声をかけられて笑顔の森下(中央)と前川(撮影・北條 貴史) Photo By スポニチ
 阪神の岡田監督は沖縄・宜野座キャンプ最終クール初日となった22日、新助っ人ゲラのフリー打撃登板をチェックし、高評価をした。
 ―ゲラが2度目の打撃投手を務めた。
 「今日も56(156キロ)くらいやったんかな」

 ―相変わらずコントロールが良かった。
 「なあ。スライダーというか、カットボールも速いからな。真っづぐと思って空振りしとるわな」 

 ―武器になる
 「だから、明日、あさって、しあさってか。しあさって(25日の中日戦)、1イニングで入ってたな」

 ―実戦で見るのも楽しみ。
 「まあ、ピッチャーはあのくらいのボールを普通に投げれたら、そら、ある程度は抑えよるよな。この時期であのくらいのスピードが出たら、そらバッターもなかなか打てんと思うよ」

 ―投げるたびに良くなっている。
 「前よりも今日の方が良かったな。前は、前川にいきなり打たれよった(笑い)。まあ、徐々に、徐々にいうてもまだ(開幕まで)1カ月以上あるから、リリーフやから1イニングやし、(登板する相手は)セパ関係なく、うまいこと投げさせていこうと思うけどな。絶対にいけるという感覚はあるからな」

 ―森下が去年のバットで打撃練習をした。
 「おう。今日聞いたわ。やっとピート・ローズから逃れたんやな。なんか注文した言うとったわ。遅いっちゅうねん」

 ―練習を見ても前の型の方がいいか。
 「今日もちょっとあれや、あいつが特打やっているときに水口(打撃コーチ)に言うたんやけど、一回、バットが抜けたやろ?後ろに。飛んだことあったやんか。あれは、グリップが小さいからここ(グリップエンド)のつかまりがないからやんか。ピート・ローズは、どっちかというと、短く持って打つバッターやろ?あれ(森下の今日のすっぽ抜けは)は、だから(グリップエンドから手が)抜けとんのよな。だから、あのバットは今までよりも、スプレーをぬってグリップを強く握らんと抜けそうな感じがするやんか。グリップをあんまりこう(強く)握ってもうたら、バットは出えへんで。ある程度、余裕があるぐらいじゃないとな。左手は固めなあかんけど、右手なんか余裕があるあれやから。引っかかりがないから、グワーっと握ってもうたら、なかなか(バットは)出えへんで。はっきり言うて。水口にはそない言うたんやけどな。水口が“やっと(バットを)変えました。なんか注文したみたいです”って言うてくるもんやから、遅いっちゅうねんって」

 ―力が入ってつぶしに行くから打球が上がらない。
 「グリップをあまりガーっと握ったらあかんよ。しなりがなくなるもんな。バットが棒やから、棒みたいにしなりがなくなるわ。ある程度、しならんとな」

 ―昨年は中堅から右方向にフリーで打球がよく飛んだ。それ(グリップの握り方)が影響しているか。
 「うん。それは影響していると思うよ。侍(日本代表)に選ばれているからな、それまでは黙っておこうと思ってたけどな。その前に気付いて良かったよ」

 ―彼なりに考えながら試行錯誤をしている。
 「考えながらというか、自分のものがまだないわけやんか。自分のこういう形のバットというかな。俺はそう思うけどな。ホームランを打ちたくてピート・ローズはあかんわ。タイプ的には全然、正反対のバットなわけやからな」

 ―明日から3試合セ・リーグと。相手を見たり試したりするか。
 「まあ、見られたりって言うても、まだどこもメンバーが決まらんような状況やん、この時期は。だからそれはあんまりないけど。まあ、新外国人とかな、絶対1軍の戦力になるっていうやつは、だいたい分かるやん。スコアラーも回っとるからな。この間(18日の練習試合の)広島も(担当スコアラーの)御子柴が入ってたけど、明日も多分、(担当スコアラーの)飯田が巨人の情報というかな、今年の新戦力みたいなをいろいろ言うと思うけど、(チェックするのは)そのへんだけやで。まだな」

 ―巨人・阿部新監督のお手並み拝見みたいなところもあるか。
 「なんにもないよ。走って外すわけないやん(笑い)。走るんやったら走ったええし(笑い)」

 ―オーダーは初戦のような形になるか?
 「別にお前、変える必要ないから。俺なんかこの時期は、いろいろ考えやせんよ(笑い)」

 ―前川もスタメンか。
 「そら出るやろ。ノイジーはバッティングもしてないのに。普通に考えたら。(相手投手が)左やったら、ちょっと考えたかも分からんけど、(先発の)戸郷は1イニングやから、そら、前川まで回ってけえへんかも分からんけど、別にかまへんよ。4回ぐらいまで右みたいやから」

 ―キャッチャーは梅野?
 「梅野は、なんかおまえ、ちょっとおかしいんよ、あれなあ。こっちかなあこのへんがなんか言っとったけど(右肩のうしろあたり触りながら)。あいつ、いっつもキャンプで1回やるよなあ。去年もやったんよな、あれなあ」

 ―大体この時期に
 「そや。この時期1回な、やるよなあ。キャッチャーがおらんのになあ。3人目やん。キャッチャーばっかりやぞ、ケガするの」

 ―報告は?
 「来た来た。もう医者に行っとったよ。ほんなら、(肩甲骨付近をさすりながら)ここがちょっと、この後ろかな、なんか投げた時にって言うとったわ。投内(連携プレー)で投げてる時になあ。シートノックか」

 ―時間がかかりそうか。
 「どうやろうなあ。まだちょっと分からへん、それは。あす(23日)、チームドクターが来るって言うとったから。もう1回見てもらうとか言ってたけどな」

 ―2軍戦で野口がホームランを打った。それが彼の魅力か。
 「あまり結果が出てなかったけどなあ。あないして、インコースの真っすぐをホームランしてすぐなあ。4番の井上は、インコースの真っすぐをどん詰まりのセカンドゴロやったら、目立つわなでもな。俺も初回からテレビで見とったよ」

 ─野口は1軍クラスの福から打ったのも価値があるか。
 「おお。まあ、まだもうちょっと確実性というか…。ゲームになると、けっこうボール球を振るなあ。後の打席も変化球を、低めのボール球を振るよな」

 ―あす先発の伊藤将にはどんな投球を期待するか。
 「別にまだ、明日からみんな3回、伊藤、村上、才木かな。あした(23日)、ホンマは青柳やったんよ。それが尻を張ったって言うて(村上を)繰り上げただけや。まあセ・リーグやけど、(相手から見れば対戦経験があることで)みんな分かってるピッチャーやからな。関係なしで3回、普通にな。まあ、坂本をかぶらせな仕方ないけど。あしたホンマは梅野やったんやけどな。だからまあ先発陣は坂本で、後は栄枝とか藤田もあした来るみたいやし。その辺でやっていかな仕方ないわな。キャッチャーがおらん」
 ―西勇投手が130球くらい投げた。

 「あ、そう。なんか明日か明後日くらいからやっとアップに入るとか言ってたな。ブルペンでばっかり投げてるからな。明後日にバッティングも投げるとかいってたな。1回も投げてないからな。バッティングピッチャーで投げるとか。走るときに何かがあるとか言ってたな」

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