山本由伸 開幕カード登板へ「チームが勝てるように、全力で」 43球6K安打性なしの圧巻投球

2024年02月23日 04:40

野球

山本由伸 開幕カード登板へ「チームが勝てるように、全力で」 43球6K安打性なしの圧巻投球
<ドジャースキャンプ>ライブBPに登板する山本 (撮影・白鳥 佳樹) Photo By スポニチ
 ドジャースの山本由伸投手(25)が22日(日本時間23日)、アリゾナ州グレンデールの球団施設で2度目のライブBPに登板。打者10人に対し、43球を投げて安打性の打球はなし。フリーマンら実力者から計6個の三振を奪うなど、圧巻の投球内容に「前回よりもより実戦を、試合を意識して投球できた。次はおそらくオープン戦での登板になると思うので、いい入りができるんじゃないかなと思いました」と笑顔で話した。
 実戦を意識し、攻めの投球をシミュレートした。直球を軸にカーブ、スプリットで巧みに緩急をつける。直球は勝負どころを意識して大胆に内角にも投じた。1セット目は2奪三振。そして2セット目は通算1512安打、174本塁打のジェイソン・ヘイワード、昨季81試合に出場した若手の期待株、ミゲル・バルガスからそれぞれ2三振を奪った。「球の質っていうところはより高いものを求めていつもやってますし、やっぱり公式戦に向けて、しっかり過ごしていくのが一番なので、そこを重視して、意識してやってます

 手応えを得た1球は最後の43球目だった。「最後一球、凄いいところ行きましたね」。気合の声とともに投じた内角直球にバルガスのバットは動かず。「ストレートは特にしっかりファウル取れたり、いいところに投げられているので、今の段階ではいいと思います」。納得の見逃し三振でライブBPを終えた。

 デーブ・ロバーツ監督は「順当だと思う。何事もなければ任せたい」と3月20、21日にソウルで行われるパドレスとの開幕シリーズのいずれかでメジャーデビューさせることも明言している。

 仮にデビュー戦で開幕投手を務めることになれば、1943年のアル・ガーホイザー(フィリーズ)以来、81年ぶりの快挙。「まだ本当にわからないですけど、もし投げることになったら、とにかくチームが勝てるように、全力で投げたいと思います」と言葉に力を込める。次回登板はオープン戦で、ユニホームの違う相手に初めて投げることになる。日本の至宝がデビューに向け、着実に歩を進める。

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