ドジャース山本 OP戦初陣一問一答 大谷の評価は「まずまずだなと(笑)」アウトカウントは「忘れた」

2024年02月29日 07:00

野球

ドジャース山本 OP戦初陣一問一答 大谷の評価は「まずまずだなと(笑)」アウトカウントは「忘れた」
<レンジャーズ・ドジャース>笑顔で取材に応じる山本 (撮影・白鳥 佳樹) Photo By スポニチ
 ドジャースの山本由伸投手(25)が敵地でのレンジャーズとのオープン戦でメジャー実戦初登板。2回を1安打無失点、3奪三振と上々のデビューを飾った。
 メジャー通算215本塁打を誇る1番・セミエンへの注目の初球はストレート。相手は振り遅れて右翼線際のファウルとなった。その後、カウント2-2とすると、最後はストレートで空振り三振を奪った。

 続く打者は中前打を浴びたが、3番打者をストレートで三塁ゴロ併殺に打ち取り、上々の立ち上がりを見せた。

 2回は先頭を空振り三振に仕留めると、2人目の打者は中飛。3人目は再び空振り三振に仕留めた。また、3アウト目を奪った後はアウトカウントを勘違いしてマウンドに戻ろうとし、ベンチの大谷から「戻ってこい」というようなジェスチャーに促され、笑顔でベンチに戻った。

 最速は96マイル(約154キロ)で、19球中6球計測。19球中、ボールはわずか3球と制球力の良さも見せつけた。

 山本は試合後、日米メディアの取材に対応した。一問一答は以下の通り。

 【米メディア囲み取材】
――初めて投げてみてどうでした?
「とにかく落ち着いて投げようと思ったので、立ち上がりからいい入りができてテンポよく投げられて良かったです」

 ――今日の結果に対しては?
「少しホッとしている気持ちはありますし、これからイニングが増えていってどうなるかというところなので。とりあえず今日の登板としてはよかったと思います」

 ――緊張は?
「オープン戦ではあるので、いい緊張感を持って投げられました。とにかく落ち着くことを意識していました」

――今日投げた球種は?
「今日はストレートとカットボールとカーブ、スプリットです」

――普段イニング間はどういう準備をしているか?
「フォームで気になるところを確認したりしますけど、今日は相手ピッチャーもテンポよく1イニング終わったのでそのままいきました」

――契約までいろいろあったが、ドジャースのユニホームを着てプレーすることはどうですか?
「僕は日本から来たという大きな変化があったので、とりあえず1試合投げられたのはホッとするところでもあり、これからもっと頑張っていこうと思いました」

――大谷が来てどれだけサポートになりましたか?
「まさか来るとは思わなかったのでうれしく思いました」

――大谷から今日の登板についてどういうコメントを?
「まずまずだなと(笑)」

――アメリカに来て1カ月だがどうですか?ここが難しかったとか?
「ドジャースの皆さんのおかげで落ち着いて過ごせたので、本当に助かりました」

――ライブBPは緊張感があるなと思ってみていたが、今日の登板はどうですか?
「ライブBPも実戦とはいえ練習で、今日はOP戦とはいえやっぱり試合なのでそこの違いは多少ありますけど、どちらも集中してできたので、本当に順調にできているかなと思います」

――レンジャーズは去年ワールドシリーズで優勝しているが、対戦してみて?
「まだそこは公式戦とOP戦で違う。まだOP戦なのでそこまで」

 【日本メディア囲み取材】
――OP戦初めてのマウンドの感想は?
「しっかり落ち着いて投げられたのと、違うチームのバッターに投げるのが初めてだったので、無事登板できたのがよかったと思います」

――3三振を奪ったが投球の感想は?
「凄くいいボールも多かったですし、変化球もいい感覚で投げられたので、よかったところが多かったなと思います」

――スタンディングオベーションで迎えられていたが、雰囲気は?
「本当に野球を楽しめているなと思います」

――ベンチでは大谷とどんな話を?
「今日はまさか見に来てくれるとは思わなかったので、お礼を伝えました」

――ドジャースとして初めての試合でどんなことを確認したいとかどんなテーマを持っていた?
「いつも試合で投げるときは立ち上がりだったりピッチングの基本的なところをしっかり意識して。今日は力むことなく強いボールを投げられたのでよかったと思います」

――今日の試合での課題は?
「細かいところはたくさんありますけど。例えば狙ったところにきっちり投げられているわけではないので、細かいところではありますけど、公式戦に向けてしっかりそういったところも調整していけたらいいかなと思います」

――投球数は19球だった。
「テンポよくいけましたし、その後ブルペンで投げるかはちょっと迷いましたけど、いい感覚で投げられたのでよかったと思います」

――実際に自分でできていることと、目指すところのギャップはどれくらいありますか?
「チームの雰囲気も凄く良くて、僕が1年目ということもあるので馴染めるようにサポートしてくださっている。とにかく親切にしていただいているので、そのおかげで練習から落ち着いてできていますし、そこが一番いいところかなと思う。ここから公式戦に向けて登板が重なっていくので、イニングが増えたときに例えば体だったり、投球もいろんな課題が出てくると思うので、もっともっと上げていけたらいい開幕を迎えられるかなと思います」

――ピッチクロックやピッチコムを使ってみて?
「特に今日は問題なかったですけど、大ピンチの場面とかになると、どうなのかなというのは気になります」

――2イニング目にスプリットで三振を2つ取ったが、あそこも操れていない?
「1つめは本当にたまたまいいところにいったという感じ。2つめは割と感覚よく投げられたのでそこは今日の中でも良かった報の1つかなと思います」

――レンジャーズは去年世界一で、1番がセミエンという実績のある打者だったが、その辺の意識は?
「とにかく落ち着いて投げることを意識してマウンドに上がりました」

――2回の3アウト目を取ったときにマウンドに戻った
「忘れました(笑)ちょっと迷いました。3アウトかなと思ったんですけど、ちょっと雰囲気が違ったので最初間違ったかなと思って戻ったら間違っていました」

――緊張していた?
「いや、本当に落ち着いて入れましたし、そこを1つテーマにはしていたので、よかったと思います」

――三塁ベンチからの大谷の視線は?
「いや、特に」

――最初1人目三振取れたところで楽になった?
「いや、特別なのは特にないです」

――スプリットは日本時代と比べて感覚は?
「同じような、ちょっと違うような。分からないです(笑)。だいたいは似ています」

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