ソフトバンク育成・川村　支配下登録へ続く猛アピール　長打2本に三盗も決め「負けないように頑張ろうと」

2024年02月29日 05:00

野球

ソフトバンク育成・川村　支配下登録へ続く猛アピール　長打2本に三盗も決め「負けないように頑張ろうと」 — ＜練習試合　ソ・西＞4回、二塁打を放つソフトバンク・川村（撮影・岡田　丈靖） Photo By スポニチ

【練習試合ソフトバンク4ー3西武（ 2024年2月28日宮崎アイビー）】ソフトバンクの育成3年目・川村友斗外野手（24）が28日、西武との練習試合に「7番・右翼」でスタメン出場し、2本の長打を含む全打席出塁で猛アピールに成功した。

　2回、先頭打者として左越え二塁打を放つと、4回には右中間への二塁打で出塁。次打者・甲斐への初球ですかさずスタートを切り三盗を決めた。6回の第3打席ではきっちりと四球を選んだ。

　「対外試合でなかなか結果が出てなかった。何とか打ちたいと思っていた。2本ともいい感覚で打てました」と笑顔を浮かべた。

　今キャンプは仲田、緒方とともに育成野手3人で主力中心のA組に抜てきされた。支配下昇格を目指す上ではライバルでもあり、もちろん大いに刺激になっていた。「同じ（背番号）3桁なので切磋琢磨（せっさたくま）というのもあるんですけど、枠のある世界でもあるので。2人が打って、僕だけ打ってない時もあった。焦りもあったし、負けないように頑張ろうという気持ちもありました」と思いを口にした。

　キャンプ地・宮崎での最後の実戦で最高の結果を残すことができた。小久保監督も「川村は2本打って、スチールのサインを出したらちゃんと走るしね。評価高いです」と称えた。2桁の背番号を勝ち取るために、オープン戦でもアピールを続けていく。（木下　大一）

　◇川村　友斗（かわむら・ゆうと）1999年（平11）8月13日生まれ、北海道出身の24歳。北海では2年夏の甲子園に出場し、3回戦と準々決勝で本塁打を放つなど準優勝に貢献。3年夏も出場した。仙台大を経て21年育成ドラフト2位でソフトバンクに入団。1メートル81、88キロ。右投げ左打ち。