ソフトバンクから新加入の日本ハム/水谷に覚醒の予感 新庄監督も「面白い」と評価

2024年02月29日 06:00

野球

ソフトバンクから新加入の日本ハム/水谷に覚醒の予感  新庄監督も「面白い」と評価
<巨・日>27日の巨人戦に出場した水谷(撮影・篠原岳夫) Photo By スポニチ
 覚醒の予感を漂わせた。現役ドラフトでソフトバンクから日本ハムに加入した水谷瞬外野手(22)が、沖縄での初の春季キャンプは1軍メンバーとして終えた。2月は紅白戦を含めた実戦は12試合に出場するなど、例年以上に経験を積んだ。開幕までのオープン戦もアピールを続け、開幕1軍をつかみ取る。
 1メートル93、99キロの強靱(きょうじん)なボディー。将来性豊かな水谷は、今春キャンプは2軍スタートだったものの、15日から1軍合流し、「打撃は自分の中で納得いくというか、勝負できるものになっている。いい感じの1カ月を過ごせた」と手応えを口にした。

 キャンプインから紅白戦を含めた実戦は12試合に出場し、31打数9安打1本塁打、打率・290と成長を見せた。新庄監督も1安打を放った27日の巨人との練習試合後には「アピールしてくれていますよ。面白いし、凡打の仕方がいい。走塁も積極的にやってくれている」と評価した。

 現役ドラフトの“2期生”としてブレークを誓う今季。昨年から確率を上げるため、ノーステップ打法に変更。このオフはパワーアップのため、ウエートトレーニングにも注力し、このキャンプのテーマは「ライトスタンドにも本塁打を打てるような打撃」だった。4日の紅白戦で放った右中間芝生席へ運ぶソロは、その取り組みの成果でもあった。

 昨季25本塁打を放った万波や、4番候補の野村らと同学年の22歳。入団から過去5年間でまだ1軍出場はないが、伸びしろはたっぷりだ。父がナイジェリア人で、ミドルネームの「ジェッシー」が愛称の男は「今年は初めてのチームだし、“一から”ということをテーマにやっている。一喜一憂せず、チャンスを大事にやっていけたら」。前日に沖縄から北海道入り。新天地で飛躍を遂げ、「ファイターズドリーム」をつかむ。(田中 健人)

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