巨人・ヘルナンデス無敗弾!“神助っ人”一発出れば8戦7勝1分け

2024年08月11日 05:30

野球

巨人・ヘルナンデス無敗弾!“神助っ人”一発出れば8戦7勝1分け
<中・巨>初回、ヘルナンデスは先制ソロを放つ(撮影・西川祐介) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   巨人2―0中日 ( 2024年8月10日    バンテリンD )】 巨人のエリエ・ヘルナンデス外野手(29)が10日、中日戦に「3番・中堅」で先発出場して初回に先制の8号ソロを放つなど2安打2打点で勝利に貢献し、貯金を9に増やした。これで今季途中から加入した助っ人が一発を放った試合は8試合で7勝1分けとなり、不敗神話が継続。2位のチームは一丸で白星を積み重ね、2ゲーム差の首位・広島を必死に追いかける。
 優勝するチームには、必ずラッキーボーイが現れる。激しく順位争いを演じるチームで、ヘルナンデスの不敗神話が続いている。初回に放った先制の8号ソロが決勝弾となり、これで一発を放った試合は7勝1分け。「今日はまた新しい日。気持ちも新たに第1打席に入った」と誇った。

 ひと振りで流れも空気も変えた。前日は2―9と大敗。自身も4打数無安打、3三振だった。首位と2ゲーム差に広がる痛恨の敗戦から一夜明け、初回も簡単に2死。3者凡退は避けるため、集中を高めて打席に入った。2球で2ストライクとなったが、3球連続で投じられたスライダーを強振。打球は左翼席に消えた。3回1死二塁でも右中間二塁打で貴重な追加点。チームの全打点を記録し「チームの全ての得点に絡めて、うれしい」と笑った。

 今季途中の加入で初出場は5月28日。そこから、チームは上昇気流に乗った。一時は貯金を2桁に乗せるなど首位にも浮上。現在は2位ながら貯金は9を保持する。途中加入ながら打点はチーム3位タイの30打点。3番に定着して貢献度も高く、球団は前日に「神助っ人!エリー」グッズの予約受け付けを開始した。イラストが描かれたTシャツやフェースタオルなど5品が新たに作られ「自分のユニホームやタオルを使っているファンの方を見ると凄くうれしい。応援してくれるファンのために、これからも頑張りたい」と誓う。

 首位・広島、3位・阪神との混戦が続く中、助っ人の活躍で下位チームからの2連敗を回避。阿部監督は「今日は何としても先制点が欲しかった。大きな1点だった」とヘルナンデスの先制弾に感謝し「彼の野球に対する姿勢は素晴らしい。ずっと継続してほしい」と信頼も口にした。このまま不敗神話が続けば、4年ぶりのV奪回への可能性も高まる。(小野寺 大)

 ≪最多はラミレスの13連勝≫ヘルナンデス(巨)が決勝の8号。本塁打を放った試合にチームは7連勝(1分けを挟む)になった。巨人助っ人のシーズン1号からのチームの連勝記録を見ると7連勝は21年スモーク以来。最多は10年ラミレスの13連勝だが、ヘルナンデスはどこまで迫るか。

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