【甲子園】早実・国光 体勢崩れても「信じて」好送球 延長10回猛チャージ三塁封殺

2024年08月16日 05:00

野球

【甲子園】早実・国光 体勢崩れても「信じて」好送球 延長10回猛チャージ三塁封殺
<早実・鶴岡東>延長10回表、酒井のバントで、早実・国光は三塁に素早い送球でアウトを奪う(撮影・椎名 航) Photo By スポニチ
 【第106回全国高校野球選手権大会第9日・2回戦   早実1―0鶴岡東 ( 2024年8月15日    甲子園 )】 【光る君の光プレー】自信と信頼。2つの要素がかみ合い、チームを救うファインプレーが生まれた。タイブレークに入った延長10回だ。守る早実の一塁手・国光翔(2年)は一塁前へのバントに猛チャージをかけて捕球し、三塁へストライク送球で封殺した。
 「普段からああいうプレーで(三塁で)刺しているので、自信があった。想定内のプレーです」。ただ、思ったより打球が弾んだ。チャージした分だけタイミングが合わず、少し体勢を崩して捕球。そのまま崩れた体勢での送球となった。

 「悪い送球になるかなと思ったけど、高崎さん(三塁手)ならいつも捕ってくれるので信じて投げた。それがいい送球につながった」。自信があるから積極的にチャージし、信じているから悪い体勢からでも迷わず送球できた。

 7回に遊撃の宇野真仁朗主将(3年)からの送球を捕球ミス(記録は内野安打)しており「守りでミスがあったので、あそこで取り返そうと思った」。そんな熱い思いも込めた好守が、劇的な勝利を呼んだ。(秋村 誠人)

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