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横田慎太郎さん映画・秋山純監督「神様が“鷹也でやれ”と言っている」主演、描写などこだわりある作品に

2024年08月16日 05:15

野球

横田慎太郎さん映画・秋山純監督「神様が“鷹也でやれ”と言っている」主演、描写などこだわりある作品に
本紙の取材に横田さんと映画化への熱い思いを語る秋山純監督 Photo By スポニチ
 映画「栄光のバックホーム」のメガホンを取る秋山純監督は取材に「悲しい映画にはしたくない。横田さんという生き切った人の人生を見ていただいて、日々の中に光を見つけてくだされば」と思いを込めた。
 神戸市出身で幼少期から甲子園球場に通う大の阪神ファン。「横田さんのファンだったんです。入団したときから注目していて“これは3割30本30盗塁いくな”と期待していた」と振り返る。映画や原作のタイトルにもなっている引退試合でのバックホームもスマートフォンでリアルタイム観戦。原作本の発売が決まるとすぐに出版元幻冬舎の見城徹社長に会いに行き「映画化させてください。自分が絶対に撮りたい」と直談判した。

 横田さん役に起用された松谷については「センターからノーバウンドでバックホームできる唯一の俳優。横田さんと共通点も多く、神様が“(松谷)鷹也でやれ”と言っていると思った」と自信を持って推す。「バックホームのシーンはノーカットで撮ります」。とことんリアリティーを追求し、横田さんの生きざまを描くつもりだ。 (塩野 遥寿)

《「犬神家の一族」超えへ》
 製作の総指揮を執る見城社長も横田さんの人生に感銘を受けた一人。「全てが奇跡のようにつながっているこの物語を多くの人に味わってもらいたい」と力強く語った。見城氏は76年に当時勤めていた角川書店が映画製作に乗り出したときの創設メンバー。第1回作品「犬神家の一族」(76年公開、監督市川崑)は大ヒットし「公開日に劇場前にできた長蛇の列を見た時の感動は今でも忘れられない」と振り返る。「あの感動をもう一度この作品で味わいたい。犬神家の一族を超えてくれれば」と大きな期待を寄せた。

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