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【甲子園】創成館は延長10回に散る エース村田は5回4失点も自責ゼロ

2024年08月16日 05:00

野球

【甲子園】創成館は延長10回に散る エース村田は5回4失点も自責ゼロ
<創成館・大社>敗れた創成館ナイン(撮影・後藤 大輝) Photo By スポニチ
 【第106回全国高校野球選手権大会第9日・2回戦   創成館4―5大社 ( 2024年8月15日    甲子園 )】 三塁側ベンチからの必死の願いは届かなかった。創成館はタイブレークに入った延長10回に2点を追いかける展開となった。裏の攻撃で1点を返し、なおも2死一、三塁とするも及ばず、初の夏2勝に届かなかった。初戦で完封勝利を挙げ、この日は2番手で5回4失点(自責0)だったエースの村田昊徽(ごうき=3年)は「自分の責任」と肩を落とした。
 今大会初先発で5回1失点と好投した右横手投げの奥田晴也(2年)から村田はバトンを受けた。直球は力強かったが「力が入って気持ちが強すぎた」とカーブの制球が定まらず苦しい投球。それでも「心は熱く、頭は冷静に」と自分に言い聞かせて腕を振った。痛かったのは守備のミスだ。2点リードを追いつかれた8回、10回はいずれも内野の失策が失点に直結。自慢の堅守が崩れ、稙田龍生監督は「ああいった負け方が一番悔しい」と無念の表情だった。

 それでも2年連続出場で1勝を甲子園に刻んだことには価値がある。村田は先発した奥田の名を挙げ「あいつが頑張ってほしい」と後輩に夢を託した。 (杉浦 友樹)

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