【甲子園】東海大相模の1メートル98大型左腕・藤田 6回2安打1失点も「自分のよさが出せなかった」

2024年08月16日 11:15

野球

【甲子園】東海大相模の1メートル98大型左腕・藤田 6回2安打1失点も「自分のよさが出せなかった」
<広陵・東海大相模>東海大相模の先発・藤田(撮影・中辻 颯太) Photo By スポニチ
 【第106回全国高校野球選手権大会第10日・3回戦   東海大相模 8―1 広陵 ( 2024年8月16日    甲子園 )】 東海大相模(神奈川)が8―1で広陵(広島)に勝利し、8強一番乗りを果たした。両校合わせて甲子園優勝8度の好カードを制し、全国制覇した2015年以来9年ぶりに準々決勝に駒を進めた。
 先発した身長1メートル98のプロ注目左腕・藤田琉生(3年)は140キロ台後半の直球にナックルカーブを織り交ぜる投球で6回を投げて2安打1失点で勝利に貢献した。

 それでも、藤田は試合後、「自分らしさ、粘り強さは出せた」としつつも「正直、自分のよさが出せませんでした。初回から立ち上がりが悪く、ズルズルいった感じがあったけど、しっかり直して次の試合に臨みたい」と反省。「大阪の暑さに大分慣れてきて、だんだん自分らしさが出てきているけど、まだ下半身の粘りが思ったほど出来ていないので、そこを練習でつめていきたい。球数を投げてしまうと疲れてしまうけど、悪い時は上(半身)で投げてしまうクセがあって、そうならないように走り込みとかして、投げ込んでも、下(半身)で投げられるように、いつもやっています」と話した。

 2試合投げて1失点の内容には「自分がエースとして、下がついてきてくれるので、そこは信頼が厚いです」とし、8強入りに「この身長を生かして上から投げることを意識して、打者を翻ろうしていけるように頑張りたい。ベスト8だといって力まず、いつもの東海大相模らしさを出してければ」と意欲を見せていた。

 原俊介監督は、藤田の投球について「3回までは悪いところが出て不安定だったんですが、4回からはいい感じに戻ってきて、しっかり試合をつくってくれた。ナックルカーブはもともと中学生時代から投げている球種なので、本人が慣れている球。大舞台でその球をいかせている」と評価していた。

 ◇藤田 琉生(ふじた・りゅうせい)2006年11月17日生まれ、神奈川県藤沢市出身の17歳。小学1年時に羽鳥ファイターズで軟式野球を始め、羽鳥中では湘南ボーイズに所属し、3年夏に全国優勝。東海大相模では1年秋からベンチ入り。50メートル走5秒96、遠投100メートル。1メートル98、96キロ。左投げ左打ち。

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