巨人・岡本和真「この打席は絶対打つぞと」決勝3ラン 7年連続20本塁打の秘訣は三角食べ?

2024年08月21日 22:01

野球

巨人・岡本和真「この打席は絶対打つぞと」決勝3ラン 7年連続20本塁打の秘訣は三角食べ?
<巨・広18>8回、岡本和は勝ち越し3ランを放つ(撮影・沢田 明徳) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   巨人4―1広島 ( 2024年8月21日    東京D )】 巨人の岡本和真内野手(28)が21日の広島戦(東京D)で1―1の8回に勝ち越し、そして決勝となる20号2ラン。首位・広島とのゲーム差を再び1に縮める大きな勝利へとチームをけん引した。
 「4番・一塁」に入って先発出場。1―1で迎えた8回だった。この回から登板した相手2番手左腕・ハーンから先頭の吉川が一塁強襲安打で出塁し、モンテスが右中間二塁打を放って無死二、三塁。ここで第4打席に入った岡本和はハーンが投じた初球、内寄りの153キロ直球を豪快に叩いて左翼スタンド中段に突き刺した。

 今季4度目の2戦連発となる20号3ランで、プロ4年目の2018年から7年連続となるシーズン20本塁打を達成。7年連続20本塁打以上は長嶋茂雄の6年連続を抜き、阿部慎之助に並ぶ球団4位タイ。右打者では原辰徳の12年連続に続いて球団2位の快記録となった。

 試合後、お立ち台に上がった岡本和は「その前(の打席)でチャンスで打ててなかったですし、(浅野)翔吾(7回に同点二塁打)に助けてもらったんで。この打席は絶対打つぞと…思ってたんで。打てて良かったなと思います」と、いつも通り淡々。

 だが、本人も口にしたように0―0で迎えた6回の第3打席は2死二塁で8球粘りながらも相手先発左腕・床田に三ゴロに仕留められていただけに意地の一発となった。

 左翼スタンド中段に吸い込まれた打球。手応えは「いやもう、良かったです」。阿部慎之助監督(45)に並ぶ7年連続20本塁打については「今まで試合に使ってもらったおかげですし、これからも打てるように頑張りたいなと思います」と静かに話した。

 それでも岡本和の本領発揮?となったのはここからだった。

 この日は夏休みのイベントで巨人ファンの少年もインタビュアー役としてアナウンサーと一緒にお立ち台に上がっていた。少年は浅野のユニホーム、少年のお父さんは岡本和のユニホームを着用して試合を観戦。少年は、岡本和の前にお立ち台に上がった浅野に「プロ野球選手になるにはどうすればいいですか?」と質問して「お母さんがつくったご飯をいっぱい食べて体を大きくしてください」と笑顔でアドバイスをもらっていた。

 それを踏まえ、少年は岡本和には「ご飯をたくさん食べるにはどうしたらいいですか?」と質問した。

 すると、岡本和は本塁打について語っている時より舌は滑らか。「三角食べがいいと思います」とすると、スタンドは大盛り上がり。「おかず、ご飯、みそ汁で回す。偏って食べない」と三角食べを推奨すると、少年も「あしたから三角食べ頑張るぞ!」と笑顔だった。

 【巨人打者の連続シーズン20本塁打以上】
1位 王貞治 19年連続(1962~1980年)
2位 原辰徳 12年連続(1981~1992年)
3位 松井秀喜 9年連続(1994~2002年)
4位 阿部慎之助 7年連続(2007~2013年)
4位 岡本和真 7年連続(2018~2024年)
6位 長嶋茂雄 6年連続(1968~1973年)

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