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巨人・中山礼都 憧れの坂本が見せたヘッスラ2連発に「見習わなきゃいけない」 自身は待望初安打

2024年10月19日 23:13

野球

巨人・中山礼都 憧れの坂本が見せたヘッスラ2連発に「見習わなきゃいけない」 自身は待望初安打
セCSファイナルS<巨・D(4)>7回、中山は安打を放つ (撮影・西川祐介) Photo By スポニチ
 【セCSファイナルステージ第4戦   巨人4―1DeNA ( 2024年10月19日    東京D )】 巨人の中山礼都内野手(22)は「7番・二塁」に入って3試合連続の先発出場。クライマックスシリーズ(CS)出場4戦12打席目にして待望の初安打を放ち、チームのCS初勝利に貢献した。
 1―1で迎えた7回、1死から35歳の坂本がこの日2安打目となる左前打を放って出塁。続いて打席に入った中山がしぶとく一、二塁間を抜いてCS通算12打席目で待望の初安打を放つと、坂本は一塁から激走を見せて三塁ベースに頭から飛び込んだ。

 中山にはここで代走・増田大が出されて“お役御免”となったが、岸田が初球でセーフティースクイズ。これに坂本が再び激走し、本塁にヘッドスライディングで勝ち越しホームイン。激走に次ぐ激走、そして魂のヘッスラ2連発で1点をもぎ取ったベテランが手でグラウンドを何度も叩いて珍しく感情を爆発させ最高の笑顔を見せると、苦楽をともにしてきたベンチの阿部慎之助監督(45)も拍手して喜んだ。

 この坂本のプレーでこれまでの悪い流れは一変。犠打野選で一塁に生きた岸田と中山の代走に出ていた二走・増田大が代打・長野の初球に意表を突いた重盗を決めると、長野の右打ちした一ゴロがオースティンの野選と悪送球を誘い、増田大に続いて岸田も一気にホームイン。この回一挙3点を挙げると、8回はバルドナード、9回は大勢の継投で逃げ切った。

 「あの場面で、そのあと得点も絡んだので、あの場面で一本出せてホッとしています」と声を弾ませた中山。

 「3番・二塁」に入ってポストシーズン(PS)初スタメンとなった17日の第2戦は4打数無安打2三振と打席では結果が出なかったものの、守備では再三の好守を見せ、無念の欠場となった名手・吉川尚輝内野手(29)の穴をカバー。前日18日の第3戦では「6番・二塁」に入って2試合連続スタメンとなったが、2度の見逃し三振に倒れるなど4打数無安打だった。

 この日は吉川が出場選手登録されたが、ベンチスタート。中山が引き続き二塁を守った。だが、第1打席は中飛、第2打席は左飛で11打席連続ノーヒット。

 それでも「もう、監督も言うように、ホント崖っ縁で、前の日のこと引きずってもしょうがないなって自分でも思ったので。そこは腹くくって、今日は今日っていう気持ちで試合に入りました」とし、「最後の打席で出せたので、いいイメージでまた明日迎えられると思います」とはにかんだ。

 憧れの坂本は目の前で魂のヘッドスライディング2連発。「ホントに勇人さんとかベテランの方が、あの場面でもヘッドスライディングしてましたし、ホームでもヘッドスライディングする姿を見て、やっぱり、見習わなきゃいけないですし、もっと気持ちを前面に出してプレーしようという思いになれました」と改めて先輩の偉大さを感じたようだった。

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