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巨人・井上温大は無念の6回1失点降板 6回1死まで完全投球…初めて打たれた安打が同点ソロ

2024年10月19日 19:37

野球

巨人・井上温大は無念の6回1失点降板 6回1死まで完全投球…初めて打たれた安打が同点ソロ
<巨・D>6回、戸柱にソロ本塁打を許す井上 (撮影・白鳥 佳樹) Photo By スポニチ
 【セCSファイナルステージ第4戦   巨人―DeNA ( 2024年10月19日    東京D )】 巨人の5年目左腕・井上温大投手(23)がクライマックスシリーズ(CS)初登板初先発となった一戦で崖っ縁のチームを救う快投を披露。だが、完全投球を続けていた6回1死で戸柱に初めて打たれた安打が右翼スタンドに飛び込む同点アーチとなり、6回1安打1失点で無念の降板となった。
 レギュラーシーズン終盤は大城卓とバッテリーを組んでいたが、この日は8月24日の中日戦(東京D)以来となる岸田とのバッテリー。

 初回を今CS4戦目にして初めて3者凡退に仕留めると、その後も力強い直球とスライダー、フォークボールで3者連続三振を奪うなど走者を許さない。

 だが、CS開幕3試合でわずか2得点の貧打にあえぐ打線は4回、岡本和の併殺打の間に1点先制したが、援護はそれだけ。相手先発右腕・ジャクソンとの投手戦が続くなか、わずか一球の失投で追いつかれた。

 1―0で迎えた6回、先頭の森敬はツーシームで3球三振。だが、続く8番・戸柱に2ボールから投じた3球目の148キロ直球が真ん中に甘く入り、これを右翼スタンドに運ばれた。1―1の同点。後続は打ち取り、それ以上の得点は許さなかったが、その裏の先頭で打席が回ると、代打・佐々木が起用されて降板となった。

 井上の投球内容は6回で打者19人に対して65球を投げ、1安打1失点。6三振を奪い、四死球なし、直球の最速は149キロだった。

 戸郷、菅野、グリフィンを先発投手に立てながら3位・DeNAにまさかの開幕3連敗。この日も敗れればCSで一度も白星を挙げられずにセ・リーグ王者が日本シリーズ進出を逃すという屈辱にまみれることになる巨人。井上は降板したが、ここから巻き返して若武者の力投に応えられるか。

 ▼井上 負けたら終わりという大事な試合で試合をつくれたことは良かったです。あの1点はもったいなかったですが、チームにどうにかいい流れを呼び込めたらと思い投げ込みました。チームの勝利を信じ全力で応援します。

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