ヤンキースは2夜連続の相手守護神攻略でWS進出王手　2戦連発のスタントン貪欲「リングが欲しい」

2024年10月19日 13:39

野球

ヤンキースは2夜連続の相手守護神攻略でWS進出王手　2戦連発のスタントン貪欲「リングが欲しい」 — ＜ガーディアンズ・ヤンキース＞6回、3ランを放つヤンキースのスタントン（AP） Photo By ＡＰ

【ア・リーグ優勝決定シリーズ第4戦ヤンキース　8―6　ガーディアンズ（ 2024年10月18日クリーブランド）】ア・リーグ優勝決定シリーズの第4戦は18日（日本時間19日）、ガーディアンズの本拠オハイオ州クリーブランドで行われ、8-6で勝ったヤンキースが3勝1敗として2009年以来15年ぶりのワールドシリーズ進出へあと1勝とした。

　初回に2番・ソトが2ラン、2回に8番・ウェルズがソロ、6回に5番・スタントンが3ランと一発攻勢で6-2とリードしたヤンキースだったが、7回に3点を返され、8回には拙守絡みで6-6の同点に追いつかれた。しかし9回、17日（同18日）の第3戦に続いて相手守護神クラセを攻略。1死二、三塁から敵失で勝ち越し、1番・トーレスの中前適時打でリードを広げると、その裏は6番手右腕のケンリーが1死一、二塁のピンチをしのいだ。

　第1戦以来3試合ぶりの一発を放ったソトはインタビューで「鍵はあと1つ試合に勝つこと。勝ちにいくだけだ」ときっぱり。「シリーズのことは忘れ、今日の試合のように勝つことだけを目指す。ただ勝利を目指すことだけが僕らには必要だ」と言い切った。2戦連発で今ポストシーズン4本目をマークしたスタントンは、第3戦のサヨナラ負けの悪夢を振り払うソトの先制弾を「先制パンチを浴びせられたのはよかった」と称賛。「（チャンピオン）リングが欲しい。勝利に貢献するためにできることは何でもする。一歩ずつだ。良い一歩を踏めたが、やるべきことはたくさんある」と貪欲に話した。

　7回戦制のPSで3勝1敗とリードしたチームの突破確率は85％（93回中73回）。第5戦は19日（同20日）にクリーブランドで行われる。ヤンキースは中4日で左腕ロドン、ガーディアンズは中3日で右腕バイビーが先発する。