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大谷翔平の天敵・ディアス激白!「私がいい球を持っていることはわかっている」 対大谷5打数5三振

2024年10月19日 11:01

野球

大谷翔平の天敵・ディアス激白!「私がいい球を持っていることはわかっている」 対大谷5打数5三振
メッツ守護神のエドウィン・ディアス(AP) Photo By AP
 【ナ・リーグ優勝決定シリーズ第5戦   メッツ12―6ドジャース ( 2024年10月18日    ニューヨーク )】 メジャーを代表する守護神が大谷翔平の前に立ちはだかり、チームを勝利に導いた。5点リードの8回から登板したエドウィン・ディアス投手(30)が2回を1安打無失点。今ポストシーズン(PS)5試合目の登板で、最長の2イニングを確実に締め、ワールドシリーズ進出に望みをつないだ。“大谷キラー”ぶりを存分に見せつけた右腕は試合後、スポニチ本紙の取材に答え「アグレッシブに投げることで仕事を果たせた」と胸を張った。
 今やおなじみとなった登場シーン。ティミー・トランペットの「Narco(ナルコ)」が流れると、観客は総立ち、大声援が球場支配した、大興奮の中、ディアスは冷静なマウンドを貫いた。

 まずはこの日2本塁打を放っている先頭のパヘスをスライダーで空振り三振。続く大谷は99.2マイル(約159.6キロ)直球で空振り三振に仕留めた。「とにかくストライクを投げる。チャレンジし、アタックする。私のベストの球種である速球を彼にはいいところに投げられていると思う。彼はリーグ最高級の打者だけど、今回も打ち取れた」。大谷とはPSを含め、7打席対戦し、5打数無安打2四球。5つの三振は全て空振りで奪っている。“自然体”を貫くことで、最高の結果を導き出した。

 2死からベッツも二ゴロに仕留めて、相手の反撃機運を完全に断ち切り、点差が開いた9回も2死から内野安打こそ許したものの、危なげなく試合を終わらせた。

 大谷には4球すべて、直球を投球。最後の4球目は外角高めにこの日最速となる球速を投げ込んだ。「私はどんな打者に対しても高めの速球を投げるのを好む投手だ。捕手に外角高めを要求され、その通りに投げたのがうまくいった」と狙い通りに仕留めてみせた。

 22年オフにクローザーとしては史上最高額となる5年総額1億200万ドルで契約。しかし23年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で右ひざ膝蓋腱断裂(しつがいけんだんれつ)の重傷を負い、昨年1年を棒に振った。今季、見事に復活を果たし6勝、20セーブをマーク。「大谷でも、他の打者でも、とにかく全力でアタックする。私がいい球を持っていることはわかっている。自信を持って、信頼して、思い切り投げ込むだけだ」。残り2戦、敵地でもドジャース打線の前に大きく立ちはだかる覚悟だ。(ニューヨーク・杉浦大介通信員)

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