テレ朝幹部 原作があるドラマの制作について言及「食い違いが生じたことは過去にはある」

2024年02月27日 14:26

芸能

テレ朝幹部 原作があるドラマの制作について言及「食い違いが生じたことは過去にはある」
東京・六本木のテレビ朝日社屋 Photo By スポニチ
 テレビ朝日は27日、東京・六本木の同局で定例社長会見を行い、昨年10月期放送の日本テレビドラマ「セクシー田中さん」の原作者で漫画家の芦原妃名子さん(享年50)が急死した問題を受け、原作があるドラマへの向き合い方について言及した。
 編成を担当する西新常務は「原作者、脚本家の方々をはじめ、ドラマ、番組に関わる全てのスタッフと基本的には綿密なコミュニケーション取って、信頼関係を築いて制作に当たっているが、その中でやはり十分に理解が得られず、食い違いが生じたことは過去にはあったと思います」とコメント。ただ詳しい事例については「相手もある」として作品名などは明らかにしなかった。

 また「詳細については分かっていない」としつつも「今回の事案を受けて、改めて我々の現場の作り手と関係者の方たちとのコミュニケーションを再認識、確認して、より良いドラマを作るためにいろいろな意見はあると思うが、しっかり理解を得ながら、作っていくという基本をもう一度立ち返ってということを、みんなスタッフと話しました」と意思疎通を図ったことを明かした。

 原作のドラマ化に当たっての契約については、西氏は「ドラマの制作は局は制作するものもあれば、制作会社にお願いするものもある。原作者がオリジナルの場合もあれば、出版社が代理権を持っている場合もある。さまざまなケースがありますので、それぞれに応じて契約もそれぞれケースバイケース」と説明し、詳細については明かさなかった。

 芦原妃名子さんの訃報は1月29日に伝えられた。芦原さんは1月26日に更新した自身のXで、脚本をめぐり局側と折り合いがつかず、自らが9、10話の脚本を書くことになったとして視聴者に向けて謝罪。当初提示していた「漫画に忠実に描く」などの条件が反故になっていたと主張していた。

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