ロバート・キャンベル氏 受験会場での監督らの談笑「大学の教員としては理解できない」

2024年02月27日 22:25

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ロバート・キャンベル氏 受験会場での監督らの談笑「大学の教員としては理解できない」
ロバート・キャンベル氏 Photo By スポニチ
 日本文学研究者で早稲田大学特命教授のロバート・キャンベル氏が27日放送のTOKYO MX「バラいろダンディ」(月~金曜後9・00)に生出演。大阪大で25日に行われた法学部の入学試験で、監督を務めた教授らが談笑して試験を妨害したと複数の受験生から苦情が出ていたことに対して「大学の教員としては理解できない」と憤った。
 大学入試課は「国語の試験開始直後に内容に関する質問が相次ぎ、監督者が確認のため会話した。業務上必要なもので談笑の事実はなかった」としている。試験会場には約120人の受験生と、法学部の教授ら7人の監督者がいたが、受験者の中からは「ばかばかしいという言葉が聞こえ、大声で笑っていた。将来がかかった試験だったのに」という声もあった。

 キャンベル氏は「内容に関して教員たちが話し合っていたってことだと、僕はそれこそが問題で、おそらくこれは大学によって、学部によって異なりますけど、教室に分かれて同じ試験を受けることがあり、そうしたら、ある教室で受験生たちの前で、教員たちが協議していることになる。まずそこではアンフェアです」と語った。

 さらに「もう一つは、作った人と監督したした人は必ず違う人なんです。関係ない先生が監督をしているんです。だから内容については、そこに踏み込んで何かを話し合うということはありえないし、入試センターみたいな事務局が別の場所にあって、問題が起きた時に教室の外に出て電話をして聞く。だから教室の中で話し合っていて、業務上必要だということが、大学の教員としては理解できないですよね」と憤った。

 MCのふかわりょうが「話している中身はわからないけど、ただ談笑している、笑い声が聞こえる…」と語ると、山田邦子は「それだけで嫌だ。許せないですね」とし、かつてフジテレビでオーディションを受けた時に「ディレクターが机に足上げて、『あ、やってみて』」と言ってお菓子を食べていて、山田を見てもいなかったことから、お辞儀して退出し、その後出演を誘われたものの「その番組には出なかった」と語った。

 それに対しキャンベル氏は「受験生はそれができない訳ですよね。本当に将来もかかっている」とし「試験監督は準備をしていて、何をしていいか、何をしないようにしようか、というのを事前に説明が必ず行われている。談笑は絶対にいけないです。あの中では試験に出るかもしれない言葉を発したり、特定の人がそれを聞いたり思い出したりするというのは公平性を損なってしまうので、まずそれはしない。できるだけ言葉を発しないようにするのが監督の心得なんですよ」と語気強く語った。

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