元中日・滝野要氏 「僕は円形脱毛症」と公表 戦力外、自立神経の病気、離婚…苦難続く中、闘病12年

2024年02月27日 18:09

芸能

元中日・滝野要氏 「僕は円形脱毛症」と公表 戦力外、自立神経の病気、離婚…苦難続く中、闘病12年
滝野要氏インスタグラム(@taki_515_)から
 22年10月にプロ野球・中日から戦力外通告を受け、ユーチューバーに転身した滝野要氏(27)が27日、自身のYouTubeチャンネルを更新。円形脱毛症と闘っていることを告白した。
 現役時代には「公表はしていなかったが、4年間、自律神経の病気と向き合いながらやっていた。睡眠がとれなかった。球場にいけば野球をやるしかないので大丈夫だったが、自宅にいるときに、きつい時があった。動悸(どうき)や胸の締め付けもあった」と自律神経の病気を患っていることを明かしていた。

 今月、独立リーグ入りを目指すことを宣言し、今回の動画では冒頭で「僕は円形脱毛症です」と告白。「15歳の時に初めてなって、今、12年間治っていません」と現在も闘っていることを明かした。

 なぜ今になって公表しようとしたのか。1つ目は、独立リーグに挑戦して球界復帰を目指す決心をしたことがきっかけ。「今までも、頭のことについて悩んで隠してプレーしていた。100%集中できていたのかというと、隠したいとかずっとそういう気持ちがあった。本気で野球をやると決めた以上、発信することで心がすっきりするというか、隠さずプレーできる」とプレーに集中するためだと語った。

 また、昨年離婚したことを明かしていたが、その後「彼女ができて。一緒に生活しているんです」と交際相手と同棲していることを明かし「今まではプライベートでもバレるの嫌やなとか思っていたんですが、彼女が気づいて。彼女も過去にアトピーとかで悩んでいた経験があると。今の症状とかを話して気持ちが楽になった」と交際相手の理解があり、「隠していかなくていいっていうことで動画を出そうと決めた」として、頭頂部や後頭部が脱毛している状態を公開した。

 これまで皮膚科で治療を受け、ステロイド注射や塗り薬など試したが、良くなったり悪くなったりの繰り返し。大垣日大時代に2度甲子園に出場した際も、中継カメラに映ってしまうことを気にせざるを得なかったという。

 汗をかいて頭皮が見えたりするのが嫌で「黒染めスプレーを脱毛部分に使っていたりしていました」と打ち明けた。プロ入り後も「どうしてもバレるのが嫌だった」と隠していたが、アマチュア時代に比べて中継や発信機会が多いだけに「滝野はげてね?とか大丈夫か、みたいな感じでコメントされていたのも見ていた」と100%プレーに集中できていなかった。

 ストレスを取り除くため「植毛しようと思って、200万弱くらいかけて手術しました」と再発のリスクも分かった上で手術を決断。頭髪のことを気にすることがなくなり「一番結果が出た」と精神的に楽になったという。

 しかし、翌年には再発。「ヘアバンドもつけてみたりしたんですが。お前何かっこつけてんねんって言われて」と公表していないだけに、事情を知らないチームメートから奇異の目で見られることになってしまった。

 戦力外を通告された後、汗をかく恐怖から草野球なども「ほとんどできなかった。野球から遠ざかっていく理由も頭のことがあった」「野球したいけれど、(隠すことに疲れていた自分もいた」と葛藤を明かした。

 現状、「何が原因かわからない」状態で、YouTubeで公表することで情報収集したい意向も示し、試した治療の発信もしていきたいという。

 「同じ悩みを持っている方とか、力になれれば。共有とか元気を出していただけたら。動画出すのにめっちゃ悩みました。野球やる以上、動画を出さないと始まらないと思ったので勇気出してYouTubeにアップした。なんて言われるんだろうとか心配はあるけれど、いいやと思って思い切って出しました」と覚悟の発信と語った。
 

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