鄭大世氏 知られざる北朝鮮サッカー事情 地元サポーターがしないこと「概念がないんです」

2024年03月17日 18:48

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鄭大世氏 知られざる北朝鮮サッカー事情 地元サポーターがしないこと「概念がないんです」
鄭大世氏 Photo By スポニチ
 サッカー元北朝鮮代表の鄭大世氏(39)が17日放送の日本テレビ系「サンデーPUSHスポーツ」(日曜後4・55)にゲスト出演。26年W杯アジア2次予選(21、26日)で日本が対戦する北朝鮮について語った。
 川崎F、清水などでプレーし、2010年W杯南アフリカ大会には母の母国・北朝鮮代表として出場。2年前に引退し、現在は韓国で暮らしている。

 2011年当時の映像では、北朝鮮のプロサッカーリーグはあると聞かれ「プロじゃない。だいたい警察とか軍隊のチーム。普通のサッカーチームでリーグ戦やってる」と回答。用具はしっかりあるのか?という質問に「だいたい中国で買ってきたものを選手に配っている」と明かした。

 また「向こうの人たちは本当に純粋。外の世界を知らないから子供のように純粋なまま大人になってる。社会主義だからものすごい集団を大事にするし、大事な試合の時は塩をキャプテンが大量に袋から出して、みんなが手を出して握って頑張るぞ!って」とチームの様子を語った。

 2010年W杯に44年ぶりに出場した際は、初戦でブラジルと対戦。1-2で惜敗も大健闘した。帰国すると空港は大フィーバーだったという。

 世界のサポーターと違い、北朝鮮のサポーターがしないこととして「グッズっていう概念がまずない。グッズを販売するのは資本主義的な考えなんです。さらにサインっていう概念もない」とし、ファンから選手にサインを求めることがない。「だからW杯の最後、ユニホームにみんなにサインしてもらったんですけど、みんな普通に自分の名前を書いていましたね」と回想した。

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