鄭大世氏 北朝鮮のサッカー事情 代表の「強さ」につながる他国では考えられないシステム明かす

2024年03月17日 19:10

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鄭大世氏 北朝鮮のサッカー事情 代表の「強さ」につながる他国では考えられないシステム明かす
鄭大世氏 Photo By スポニチ
 サッカー元北朝鮮代表の鄭大世氏(39)が17日放送の日本テレビ系「サンデーPUSHスポーツ」(日曜後4・55)にゲスト出演。26年W杯アジア2次予選(21、26日)で日本が対戦する北朝鮮について語った。
 川崎F、清水などでプレーし、2010年W杯南アフリカ大会には母の母国・北朝鮮代表として出場。2年前に引退し、現在は韓国で暮らしている。

 父は韓国籍、母は朝鮮籍で、鄭大世氏自身は日本生まれ、日本育ち。現役引退まで日本、ドイツ、韓国でプレーしており、2007年に北朝鮮代表に初選出された。

 北朝鮮でサッカーは国技。選手育成に力を入れており、2013年には首都・平壌に全寮制のサッカーアカデミーが開校した。9歳から15歳の有望な子供たちを全国からスカウトし、イタリアから指導者を呼んで世界的選手の育成を目標に掲げている。

 また、国内にプロリーグはない。1部から3部までで構成されるアマチュアリーグがあり、1部は約10チーム所属するが、他の国では考えられないシステムがあるという。

 それは「北朝鮮代表がリーグに参加している」ということ。「それぞれみんな負けず嫌いですし、観客は常に満員なので、報酬より名誉のために戦うという感じが強い」。代表以外のチームでうまい選手が出てきたら、スカウトや移籍の対象となっていくといい「代表って戦術を浸透させにくいじゃないですか。でも代表が常に活動しているので、監督がやりたいことをクラブチームのようにやれるのでそういう意味での強さがある」と解説した。

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