松本人志 76日ぶり沈黙破り声明発表「一日も早く、お笑いがしたい」 3・28第1回口頭弁論

2024年03月26日 05:30

芸能

松本人志 76日ぶり沈黙破り声明発表「一日も早く、お笑いがしたい」 3・28第1回口頭弁論
ダウンタウン・松本人志
 ダウンタウンの松本人志(60)は25日、女性に性的行為を強要したとの報道で名誉を毀損(きそん)されたとして、文芸春秋などに損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が28日に開かれるのを前に、代理人弁護士を通じて「世間に真実が伝わり、一日も早く、お笑いがしたいです」とのコメントを発表した。
 松本が発表したのは「人を笑わせることを志してきました」と、自分の名前にかけた言葉で始まる文章。「たくさんの人が自分の事で笑えなくなり、何ひとつ罪の無い後輩達が巻き込まれ、自分の主張はかき消され受け入れられない不条理に、ただただ困惑し、悔しくて悲しいです」と心の内を明かし「世間に真実が伝わり、一日も早く、お笑いがしたいです」と活動再開への思いをにじませた。最後は「ダウンタウン松本人志」と記した。

 松本が言葉を発信するのは、1月9日にSNSに投稿して以来、76日ぶり。SNSへの投稿を巡ってはネット上で批判も受けたが、今回は代理人弁護士を通じての文章発表。裁判が始まるのを前に、熟考した上で今の思いを記したとみられる。その後、SNSにも同じ文章を投稿した。

 今回の裁判で松本側が問題視しているのは、昨年12月27日発売の週刊文春の記事。訴状によると、記事について「芸能活動を行う原告の社会的評価を著しく低下させるもの」で「一方的な供述だけを取り上げた極めてずさんな取材活動に基づく」と指摘。筆舌に尽くし難い精神的損害を受けたなどとして5億5000万円の損害賠償のほか、謝罪や訂正も求めている。

 この日発表した文章では、後輩への思いを初めて発信した。文春記事では、松本との飲み会で女性を集める役割を担ったとして多くの芸人の名前が挙げられた。スピードワゴン・小沢一敬(50)は活動を休止し、たむらけんじ(50)もSNSなどを通じて報道の否定や状況の説明に追われている。

 文章に一切、謝罪の言葉を入れなかった松本。芸能生命を懸けた法廷闘争を前に強い覚悟を示した。


 ≪松本側が問題視している文春報道≫ 2015年冬とその3カ月前に松本らが、都内のホテルで飲み会を開催。15年冬の会に参加したA子さんと、その3カ月前の会に参加したB子さんがそれぞれ、ゲームと称して寝室で松本と2人きりにされ、子供を産むように迫られながら性的行為を強要されたとしている。同誌では、さらに別の飲み会に参加した女性の証言を基に、後輩芸人が松本に女性をあてがう「SEX上納システム」の存在を指摘。これまで計11号にわたって疑惑などを取り上げた。

 ≪経過≫

 ▼昨年12月27日 週刊文春が松本の女性への性的行為の強要を報道

 ▼同日 吉本興業が、記事は客観的事実に反するとして「法的措置を検討」と抗議コメント。文春は「記事には十分な自信」と反論

 ▼28日 松本がSNSに「いつ辞めても良いと思ってたんやけど…やる気が出てきたなぁ~」と投稿

 ▼24年1月5日 週刊女性PRIMEが被害者とされる女性と同席していた小沢一敬のLINEが流出したとして、2人のやりとりの画像を掲載。松本もSNSに画像を添付し「とうとう出たね。。。」と反応

 ▼8日 吉本興業が松本の活動休止を発表。松本はSNSに「事実無根なので闘いまーす。それも含めワイドナショーでまーす」

 ▼9日 ワイドナショー出演についてSNSに「ファンの皆さんへのご挨拶(あいさつ)のため。顔見せ程度ですよ」と投稿

 ▼10日 フジテレビが「ワイドナショー」への松本の出演見合わせを決定

 ▼13日 小沢が芸能活動の自粛を発表

 ▼22日 松本個人で「週刊文春」の発行元・文芸春秋などを提訴

 ▼3月25日 第1回口頭弁論を前にコメント

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